どんぐり1号のときどき日記
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「鉄腕バーディ」16巻購入。 ようやく1980年代に描かれていた部分に、仮にではあるが、区切りをつけたというところだろう。だがその後の展開を見ると、とり・みきの「石神伝説」のような話になりそうな予感がする。 この手の伝奇物は、上手く作ればかなり面白い話になるのだが、事前の勉強がかなり必要なのもあって最近は傑作がない。そもそも一つ間違うと、エヴァンゲリオンのようになってしまうし、もっと間違うとただのドンデモになってしまう。この辺のさじ加減が難しいテーマである。
ただ、個人的にはバーディ自体にあまり魅力を感じないが、ゆうきまさみというのは群像劇を書かせるとうまいのであり、結局「作品」として楽しんでしまうのだ。 それだけに、書いている雑誌の性格もあって、どうしてもバーディが前面に出てしまうのが惜しまれる。彼の作品は敵も味方もそれなりに魅力的な書き方をするので、中心人物だけに集中してしまうとつまらなくなってしまう恐れがある。
代表作である「パトレイバー」は、押井監督の映画と同じで、主人公よりも周囲の人物の方がはるかに魅力的な作品だった。 逆に「クニエ」は周囲に魅力的な人物がおらず、話の方向性が定まらなかった事もあって、結局打ち切りになってしまった。
バーディは周囲に面白い人物を配していたが、新しい展開でそれがどうなるのか、非常に気になってしまう。少なくとも方向性は定まったようなので、ある程度期待はしているのだが。
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