どんぐり1号のときどき日記
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2007年06月30日(土) 人体実験

 久間章生防衛相が、アメリカの広島長崎への原爆投下を認めるようなニュアンスに取れる発言をして問題になっている。
 発言をきちんと読めば、確かに言いたい事は判るのだが、現職の大臣が公の場で発言したら絶対に問題が起きると予想がつくだろう。そういう意味で日本の議員達は言葉の使い方がなっていないとしか言いようがない。
 少なくとも、あまり物事を深く考えない一般的な人種は、「現役の日本の閣僚が原爆を正当化した」と捉えるだろうし、唯一の被爆国の政治家の発言としては、そういう風に捉えられても仕方がない。

 そもそも日本の降伏が確定していた時期に広島、長崎と続けて原爆を落とす意味はない。
 しかも両原爆はタイプが違うのも不思議な点だ。広島に落とされたリトルボーイはウラン235を用いたタイプ、長崎に落とされたファットマンはプルトニウム239を用いたタイプである。両者はその構造があまりにもかけ離れており、特にリトルボーイは現在の主流の核とは異なっているため、やはり両者のどちらが有効が調べる意図もあったのではないかと誰でも考えるだろう。
 ファットマンはマンハッタン計画の産物だが、リトルボーイはドイツ軍の資料とドイツで精製されたウランを使用していたとも言われている。つまりアメリカ軍の得意な「兵器のトライアル」だった可能性もあるし、同時に人体実験でもあったのだ。
 なにせ自国の陸軍で人体実験をしたほどの国である。彼らの敵であるイエローモンキーなど、解剖材料だとしか見ていなかった可能性もある。

 少なくとも、広島、長崎への原爆投下に合理的な理由付けは無意味だ。あれは全てが史上初の実験でしかなかったのだから。


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