どんぐり1号のときどき日記
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| 2007年03月19日(月) |
知らないとは知らなかった |
会社で30代前半の、比較的マンガを読んでいる奴と話をした。好きな漫画は「ガイバー」だとの事で、比較的マイナーな作品も良く読んでいるのである。 それでもどうせ知らないだろうと「ケネディ騎士団」の話をしたら予想通り知らなかった訳だが、望月の代表作として「ワイルド7」を挙げたところ、なんと「ワイルド7」を知らないのだという。読んだ事がないのではなく、まったく知らないのである。これはちょっと驚いた。 つまりいつの間にか、若い世代にとって「ワイルド7」は知らなくても当たり前の作品になってしまったと言う事だ。
この作品は、時代を超えて読み継がれる作品だと思っていたのだが、時代はそれを拒否しているという事なのかもしれない。確かに私自身も、今ではちょっと読めなくなってしまった作品というのもある。年とともに好みが変わるのは当然だが、「時代」という物にもそういう傾向があるのだろう。 まあ流行という物を考えれば、それは充分理解できる事ではある。 そして「X橋付近」を読み始める。 この作品群は、終戦直後という舞台の性格上、暗い話はとことん暗い(イギリスの暗さとはまた違うものだ)。さすがの私でも、この暗さはちょっとつらいものがある。 だからこの人の作品としては「冷たい雨」や「黒いエース」のような、ちょっと余韻に救いが含まれているように感じるものが好みだ。「廃鉱」あたりになると、その絶望的な救いのなさが少しばかり鼻につく。だがこれはそういう時代を表わしているのだから、それほどに当時の田舎は救い難いほどに過酷な環境だったという事だ。
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