どんぐり1号のときどき日記
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2006年11月30日(木) 実相寺氏、死去

 実相寺昭雄氏が亡くなった。
 なんだかこの人もしばらくは死にそうにないと、根拠もなく思っていたので、ちょっと意外である。
 思えば、「ウルトラマン」の頃はこの人の独特な手法が理解できなかった。というより、むしろ嫌いだった。あまりに子供の好きな範囲を越えてしまっていたのと、根本的にギャグ(この場合マンガチックと言った方が良いか)のセンスが、あの当時ですら古かったのだ。つまり革新部分と古い部分が同居するという、良くも悪くもある意味ヤクザな映像作家だった訳である。
 私は今でも、ウルトラマンでの実相寺作品は好きになれないのだ。

 だが「怪奇大作戦」や「ウルトラセブン」での独特の雰囲気は、子供すら引きつける見事さだった。あの当時、メトロン星人とダンが四畳半でちゃぶ台をはさんで会話する映像など、彼以外の誰が思いつくだろう。
 よしんば思いついたとしても、それを映像化できる人間などそうそういるものではない。しかもシリアスなのだ。

 こうして考えると、おそらく世の中の実相寺ファンは、「ウルトラセブン」以降を認めているのではないだろうか。


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