どんぐり1号のときどき日記
DiaryINDEXpastwill


2006年11月09日(木) 冬が来る前に…

 アメリカの空母が入港するのを阻止しようとする人たちがいる。彼等は「空母の入港は北朝鮮を挑発する事になり、対話が出来なくなる」と、一見マトモに見えるような事を言っている。
 だがこういう事を言っている彼等は、「私たちは国際社会に関しては不勉強です」と公言しているようなものだ。あまりにも不勉強であり、むしろ無知蒙昧と言った方が良さそうだ。
 これはもしかして、必修科目の世界史を勉強していないと言う証拠なのかもしれない、などと思ってみたりする。

 そもそも北朝鮮が現在恫喝している相手がどこの国なのか、それが判っていない。北朝鮮と言えども、99%はバカかもしれないが100%完璧なバカという訳ではない。だからアメリカを現在の核技術で恫喝したところで相手にされない事は充分判っているはずだ。
 ではどこを恫喝しているのかと言えば、中国である。

 核が一発あれば、どんな方法であれ中国国内にで爆発させる事は可能だ。アメリカなどは高性能の長距離ミサイルがなければ絶対に不可能だが、中国の場合、簡単なミサイル、あるいは片道飛行の爆撃機、またはトラックだろうが列車だろうが(へたをすれば人力でもいい)、とにかく運び込む事は難しくない。
 それによって中国からガソリンや灯油、食糧をせしめるのである。なにせ9月から先、中国は北朝鮮向けのパイプ・ラインを閉じている。冬に向けて北朝鮮もそうとうに焦っている。もはや中国を直接脅すか、自分達から少し折れるか、どちらかしかないのである。
 だが中国は胡錦涛政権がようやく政府の中枢を掌握できる状態になったので、これ以上北朝鮮の恫喝に屈するつもりはないと決断できた。流石の北朝鮮も時期が悪く、ある程度折れるしかないのだ。

 つまり、いくらアメリカの行動を批判、阻止しようが、何の役にも立たないのが現状なのである。


どんぐり1号 |MAILHomePage