どんぐり1号のときどき日記
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2006年07月08日(土) 日本SF大会 in 松島

 今日は東北初の日本SF大会が松島で開催である。
 夜行バスで来るという菅野さんとは、9:00に合流。本当はもっと早くしたかったが、色々と用事もあったので遅くなってしまった。そして10:00にいわさきさん到着。いろいろと買い物、12:00くらいまでかかる。

 結局松島へは13:00を回った頃に到着。チェック・イン(と言うのか?)を済ませてまずは部屋へ、と3人別々に移動したのだが、3人とも部屋を探してさまよう。三沢の小牧温泉程ではないが、増築した建物独特の判りにくい構造だ。火災が起きたら多分焼け死ぬな、などと思う。

 オープニングは向かいの公民館で行われていたのだが、こちらは企画部屋の準備に入る。タムやまこさん、たこいさんや哲子さん、佐々木などが部屋に来たので、着々と準備は進む。
 企画第一弾として15:00からDATECONなどの映像をかける(DVD化したKCに感謝〜)。まこさんの解説付きなので、流石に面白い。しかし色々と思い出したりしたが、モナコンの記録が全くないという事が判明する。私は参加しているのだが、まだカメラを持っていない頃なので、手元に記録はないのである。ただしどこかでストーム・トルーパーの案内係の写真を見た記憶があるので、誰かは撮っていたはずで、とにかく機会がある毎にこういう記録を集める努力はした方が良さそうだ。正式な記録があってこそ、捏造も楽しくなるのだ。
 ちなみに今回の格言は「歴史は捏造される」である。

 しかし哲子さんとは、DATECONなどで同じ場所にはいたのだが、話をした記憶がない。という事でお互い初顔合わせ&初生挨拶である。翌日も色々と話をしたが、やはりこういう知的レヴェルの高い人と話すのは楽しい。

 その後目玉の「バイオレンス・ノベル・ポーカー」を始める。
 私もやるのは20年ぶり位になるが、やはりやり始めると楽しい。というか、だんだんと楽しくなってくるのである。ただしあまり長く続けると思考能力が落ちてくるので(年のせいか?)、続けてやるのは60分位がちょうど良さそうだ。 
 しかし始めて早々に、これは傑作ではないかというタイトルが続出する。やはり平均年齢が高いと、創造力は弱くなるが捏造力は増すのである。

 なおこの時、実行委員長の七理さんが挨拶に来た。緑のロングヘアをつけた、なかなか派手な格好である。少し話をした感じでは、やはりSF者という感じがする。いや、それがどういう物かと問われると答えに窮するが。

 少し抜け出て、ディーラーズ・ルームで買い物。小松左京マガジン創刊号と2号、最新の22号を買う。最初の数号は全く同じ表紙で見分けがつかないが、以後は表紙が毎回変わり、22号は和田誠である。やはり力はあった方がいいのだなぁ。ちなみに創刊号を買ったら、倉庫から出してきた甲斐があったと言われる。良かったね。
 ついでに開田裕治の同人誌も買う。宇宙船に載せていたものをまとめた物で、宇宙船自体は全巻持っているが、この方が読みやすくて良いのでつい買ってしまう。これで5,000円程消えてしまう(ちょっとヤバイ)。

 なんだかんだであっという間に19:30になったので夕食会場へ。
 立食形式のパーティなので、動きやすいのは確かだ。ここでまこさんが巽・小谷夫妻へ会わせてくれた。クリムゾンの時に会い損なったので、ようやくお会いできた訳である。小谷さんが「どういう人かと思っていたけど、優しそうな感じですね」と言う。巽さんもまこさんより年下かと思ったという。まあそんなものかもしれない。
 しかしある程度顔を知らないと、こういう会場で人はなかなか見つけられない。これは今後の課題だが、こう人が多いと、良く見えない身としては結構つらいのである。
 
 夕食後、秋田のホンコンへ挨拶。ただし、ここはアナウンサーだった鈴木陽悦氏が議員になっている。ちょっと雰囲気として気になったので、今のところ少し距離は保っていた方が良いかな、といわさきさんと話をする。ただし日本SF大会を秋田で開催しようという動きもあるらしいので、場合によっては協力する可能性もあるが、やはり雰囲気次第だ。
 というのも、どうも議員が絡む事には抵抗があるためで、議員というものはタダで何かをするはずがないのだ。そもそも第一線で活動していたら、そんな余裕はないのである。これは偏見ではない。

 いわさきさんと23:30から「デンキネコ」上映会に行く。
 その前に「猿の器」が上映されるが、これは本来上映する予定ではなかったようだ。操作しているPCの都合で何度やっても出てしまい、全員の拍手で仕方なく公開されてしまった。しかしかなり面白いところに目をつけた作品だ。
 画面は全て「猿の惑星」で、コーネリアスが「千代吉さんではないですか」 と尋ねるとチャールトン・ヘストンが檻の中で、「ううっ、そんな人、知らねぇ」、重ねてコーネリアスが「千代吉さんですね」と尋ねると、「違うっ、うわぁー、うわぁー、違う、うわぁー」と号泣、画面は一転して、砂丘で地面を叩くチャールトン・ヘストンがさらに「ううっ、うわぁー、うわぁー…」と号泣する。ただそれだけなのだが、会場は爆笑だった。もちろん音声は「砂の器」から、今西(丹波哲郎)が診療所で本浦千代吉(加藤嘉)と会う場面である。
 デンキネコは画面の質は素晴らしいが、ストーリーとしてはちょっと冗長である。もう少し短くすればテンポも良くなり見やすくなりそうである。

 その間にも「バイオレンス・ノベル・ポーカー」は延々と続いて、またきくまこさんの脱力クイズも好評のうちに終わったそうだ。

 企画部屋の「岡部いさく氏と語る」には行きたかったが、あいにく「プログレッシヴ・ロックの部屋」と重なっていたので諦める。もっとも直前の枠で「SF軍事講座」があってそちらも参加したかったが、「デンキネコ」を見てしまったし…。まあ見たいものは重なるものだ。

 という訳で、25:30から「プログレッシブ・ロックの部屋」へ行く。
 ただ直前の企画の「SF軍事講座」終了直後で岡部いさく氏が撤収支度をしていたが、「バジャー」のアルバムを見て懐かしいなどと言っているのを私は聞き逃さなかった。これを知っているあんたって何者、というアルバムである。ちょっと聞いたところ、「後楽園のELPを見たし、ELPは大好きだった」とか。あの年代で関東圏に住んでいれば意外と多いのかも知れないが、ひそかにプログレ好きなのかも知れない。

 そしてまこさんと巽さんを中心に、25:30から始まる。両脇の人は誰だったのだろう。
 まずはクリムゾンのカヴァーからだが、とりあえず西城英樹や高嶋兄などの比較的メジャーどころから、と言っても10曲ぐらいかかってしまうあたり、音楽界にはひそかにクリムゾン・フリークも多いのだろう。なにせキャンディーズのファイナル・コンサートの時にも間奏でかかっていたくらいなのだから。

 意外だったのは、ムーンライト・シャドウのカヴァーが多いという事実だった。そんなにこの曲は魅力的なのだろうか。そもそもマイク・オールドフィールドのこの時期は明らかにプログレではない。でも、一部で彼は「チューブラー・ベルズ」で終わっている、という意見もあったが、やはりそれは呪文までを聞いてから言って欲しいものだ。もっともこれに関する考察は長くなるから割愛する。
 イタリアン・ロックについての目新しい情報はなかった。まあ深入りするとキリのない世界なので、妥当なラインだろう。

 気がつくと28:30で、結局約3時間もいた訳である。でも長く感じなかったなぁ。
 以降は明日の日記に続く。


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