どんぐり1号のときどき日記
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| 2006年05月07日(日) |
「立喰師列伝」を観る |
まさか昨日から始まるとは思っていなかったのでちょっと驚いたが(確か来週からだと聞いていた…)、「立喰師列伝」が始まったので、とりあえず観に行く。
ネットで上映時間を調べると、12:00と19:10の一日二回、ただし5月6日と7日は朝一番で9:40からの回ありという、いかにも人は入らないだろうなぁというセットである。 今日はいろいろと予定があるので、とりあえず9時40分からの回で観る事にしたのだが、バスと地下鉄を乗り継いで行くと間に合わないので、車でかっとんで行ったのだった。
中に入ると、予想はしていたが人が少ない。いくら朝一番の回とは言え10人位しかいなかったのは寂しい(ただしカップルも2組いたが)。これで本当に5月26日まで上映できるのだろうか。かなり不安ではある。
本編上映前の予告だが、その中で「ロンゲスト・ヤード」があった。一瞬「昔、同じ題名の映画があったぞ」と思っていたら、リメイクである。近年リメイクが多いが、前作を越えた作品はあるのだろうか、等と考えながら何気なく観ていたら、バート・レイノルズが出てきて驚いた。オリジナルはこの人が主役だったのだ。流石に今回は主役という訳には行かないが、明らかに往年のファンを意識したキャスティングだろう。
そして本編が始まる。 IGのGが裏返しなのだが、棒が付いていてひっくり返り、また映倫の文字が棒の先についていて、それがタイトルの下にペタッと張り付く。ミニパトみたいだと思うが、この辺で軽くジャブをかました訳だ。だが映画が始まると、絵としてはもっとパワーアップしたものだとすぐに判る。 そして同時に、これは偽の昭和史のドキュメンタリーなのだと理解する。
しかしあまりに情報量が多い。多すぎる。 ナレーションが凄まじい勢いで偽の(一部真実)昭和史を語り、映像はそれを補完するどころか、偽なので脳内補正は効かず全て理解しないといけない。さらに画面の下にはギャグがサラッと書いてあるので目が離せない。 例えば「東京タワーの歴史」では、モスラに東京タワーが壊されると説明してあるシーンの下に「原子熱線砲の映像がないのでメーサー殺獣光線車を利用しました」とある。あるいは「やったね、パパ、明日は三塁打だ」なんてセリフが書いてあったりする。さらに「女たらしのポルシェ」というネタでは、TIGER(もちろんドイツ軍の戦車だ)が画面に出てくる。これはポルシェ砲塔を積んだタイプなのだが、それが判らないと???となるだろう。本当に目が離せないのである。 かと思えば、ウルトラマンの映像では、わざわざ庵野のウルトラマンを出したりする、モーゼルC96はきちんと描かれている、B-52の車輪の引き込み描写は正確である、北爆は有名なF-4ではなくF-105サンダーチーフだったりする、などなど実に細かい。いかにも押井監督である。
だが後半、突然映画の雰囲気が変わるが、パンフを読むと70年代に入ると書く事がないので、観客を楽しませる事しか出来なくなるから、と書かれていた。確かに予知野屋のテロは小説でも面白い見せ場ではあったが、前半の蘊蓄の嵐の方が見ていて楽しかった。 やはり偽の昭和史とは言え、こだわりのある押井監督の偽昭和史である。それなりに時代の雰囲気を掴んだ面白いものになっているのだ。
前半と後半では雰囲気が異なるアンバランスな映画になってしまったが、これで原作の方が面白いという押井監督作品としては珍しい例になったかもしれない。
しかし入場料が前売りで1,300円だったが、当日1,800円というのは、あの設備では高すぎないか?
夜はいわさきさんと電話で、ずんこんの企画部屋の話をする。 とりあえず各方面にESIFCONの歴史をネタに、少しでもいいから書いてもらうよう依頼する事にする。なにせここ数年は記録があるが、それ以前はいつどこで何をやったか、記録がないのである。というか、あまりにいろいろありすぎて、記憶すら混乱しているのだ。 さて、なんとかなるだろうか。
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