どんぐり1号のときどき日記
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2005年09月12日(月) 昨日のソフト

 今日も帰宅は0時近い。上司がいると、本当に時間の無駄だ。自分の仕事は3時間で10分位しかできなかったではないか。

 昨日は選挙ネタを書いて、買ったソフトについては触れなかったので、それを少々。

 DVDはスティーヴン・ソダーバーグ版の「ソラリス」で、劇場で観たが、まあソフトを買うほどでもないかと思っていた作品である。でも700円ならいいか。タルコフスキーの「惑星ソラリス」はLDとDVDで持っている事だし、比較する時には便利かもしれない。なにせソダーバーグ版はそろそろ内容を忘れかけているのだから。
 いずれあのラストはちょっといただけないが、そこまでの展開はそれほど悪くはない。誰にでも判るように作ったという点では特筆に価するのだ。

 CD「その1」は、タイム・トラヴェラーズの「ストーン・エイジ」で、彼らの2ndとの事だ。
 フランスはブルターニュ地方出身者のグループで、ケルト音楽をベースに自分達の音楽を作っているという感じのアルバムである。もちろんケルト音楽をやるにしても、現代の楽器を利用するのだから、当然オリジナリティのあるものにして悪いはずはない。したがってアイルランドあたりのミュージシャンとは違う展開を狙っているようだ。
 実際、マイク・オールドフィールドあたりがケルトを意識した時に作る音楽とは、かなり毛色が違っている。端的に言えば、ストレートではない。
 なんだかキングのユーロ・ロック・シリーズから出ていてもおかしくないようなアルバムであるが、聴いてみるまで判らないこういう作品は、中古にあると助かる。なにせ800円である。

 CD「その2」は、マリリン・マンソンの「アンチクライスト・スーパースター」である。
 ほぼ1,900円だが、2割引だったので買ってしまった。実は以前から欲しかったアルバムである。というか、そもそもマリリン・マンソンというミュージシャン自体に興味があったのだが、何故かなかなか買う機会がなかったのである。まあ音楽との付き合いはそういうものだ。
 聴いた感じはストレートに「面白い」である。普通、メタルの絶叫系というのは音楽自体がつまらない事が多いのだが、実にうまく作られていて、サウンド自体に無理がない。だから絶叫系であってもちゃんとした音楽になっているように聞こえるのである。一歩間違えばただのスラッシュ・メタルになりかねないのだが、その一歩手前でとどまっている所にバランス・センスの良さを感じる。本来は保守的な風土であるアメリカで売れたのも、充分理解できる。

 ただしここ20年ほどのアルバムの傾向として、トータル・アルバムあるいはコンセプト・アルバムとして聴いた場合に、曲に拡張性が乏しく単調さが否めないという問題点があり、それはこのアルバムでも同じだ。そこまできちんと考えられたアルバムは意外と少ないのである。
 例えばイエスの「危機」やピンク・フロイドの「狂気」などは、聴いていて当然の事だが単調だとは感じない。しかし近年の、例えばインクヴェイ・マルムスティーンやラナ・レーンやモトリー・クルーやヴァン・ヘイレンやその他もろもろのメジャーどころを聴くと、やはり単調さは否めない。
 もはや真の意味でのトータル・アルバムというものは、メジャー・シーンではほぼ絶滅したといっていいのかもしれない。

 しかし「アンチクライスト・スーパースター」のシークレット・トラックが99曲目というのは、どういう意図なんだか。その間延々と4秒間の無音トラックが続くのである。これはちょっと理解の範囲外だ。


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