どんぐり1号のときどき日記
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子どんぐりの要望で、松島へ行く。 初めて三陸自動車道を利用したが、20分ほどで松島に着く。早いものだ。これなら600円の価値があると言える、かな。
まずは「藤田喬平ガラス美術館」へ行く。ここでは3日間限定でガラスのコップなどを作らせてくれるイヴェントがあり、今日が最終日なのである。子どんぐりがやってみたいと言うので、何事も体験と予約する。 予約時間まで90分ほどあったので中をゆっくりと見る。さすがにガラス細工はきれいだが、感心したのは各所にいるスタッフである。説明などが非常に上品で、また気配りもうまい。これなら大人1,000円という入場料も、さほど高いという感じはしない。ガラス細工を見るのと同時にちょっと高級な雰囲気を満喫できるのだ。
時間になり、指定の場所へ向かう。 ガラス加工の体験と言ってもほとんどは職人がアシストするが、最初にガラスを吹いたり、ヤスリをかけるのを体験できるし、とにかく溶けたガラスのカタマリは熱いのだと言うのを理解できるだけでも価値がある、と思う。コップ一個で3,000円ほどかかるのは少々高いと思うが、まあ仕方がない。 コップ作りを終えて、一日くらい冷やす必要があるとの事なので、後日郵送してもらう手続きをする。
その後、オルゴール博物館へと向かったのだが、途中でかなりの揺れを感じる。地震である。どう見ても震度4以上には感じられたので、すぐに実家へ電話するがまったく繋がらない。ただ、周囲の家や商店を見てもさしたる被害がなさそうだったので、そのままオルゴール博物館へ向う。受け付け周辺を見ても、地震の被害は皆無であったので中を見学する。なんだか呑気である。
ここではこれまた大人1,000円である。小樽にも同様の博物館があるが、それに較べると小規模であっという間に見終わってしまう。もちろん演奏してみせてくれるのだが、古いオルゴールで最近の曲を演奏するのはちょっと違和感がある。なじみのある曲という意図は判るが、やはり当時の雰囲気を味わいたいと思う方が少数なのだろうか。とにかくこちらは入場料が高すぎると感じた。
この辺でラジオなどの情報からかなりの被害が出ていると判明したので帰路に着くも、それでなくとも混雑する松島近辺は大渋滞、三陸自動車道も通行止めで、かなり大変だった。ただ2時間とかからずに帰宅できたのだから、それほどひどい渋滞ではなかったのだろう。しかし今年は、妙に想定外の渋滞に出くわす。 帰宅してチェックすると、本とCDが多少散らばっている程度で、あとは食器棚から食器がいくつか飛び出る寸前だった。まあこの程度で済んでラッキーである。でも子どんぐりが作ったコップは無事だったのだろうか。心配である。 その後ネットで調べると仙台市は震度5強との事だが、お盆休みの最後に新幹線が不通とは最悪のタイミングであろう。
夕方、再度「Moog」の初回限定版を探しに出る。 ヨ×バシで見つけたので、即購入。ミニ・モーグのキーホルダーがなかなか良い。 ついでなので子どんぐりを撮った写真を現像に出し、その間駅ビル内を見ていたら、白牡丹が閉店すると言う事で半額セールをやっていた。子どんぐりが欲しがっていた「新仮装大賞パネル」が980円だったので購入してしまう。 さらにキャラウィール・シリーズで出ていた「サンダーバード・コンテナ・メカ」のシリーズ2と3がそれぞれ1,000円だったので、これまた購入。あとは1が欲しいが定価で買うつもりは全然ないので、よしとしよう。 しかし白牡丹は一番町店も閉店し、駅ビルも閉店となると、もしかして白牡丹自体がなくなるという事か?
夜に地震関係の情報をネットで見ていたら、気象庁が試験配信している「緊急地震速報」がかなりの効果を発揮したという記事があった。 これは地震が発生してそのS波が届く前に、所定の場所への到達時間や震度といった情報を発信するというもので、以前設置された時の話では、到達15秒前に情報が届くと予想されていたが、市立長町小学校へは14秒前に震度4という情報が届いたというから、ほぼ予定通りの効果を発揮した訳である。 実際問題として15秒という時間でどれだけの対応が可能かは不明だが、少なくともエレベーターを最寄の階で停止させる事で閉じ込められる危険は回避できるし、揺れが始まる前に机の下に潜るという事もできる。利用中の火を消す事も可能だ。 たった15秒だが、災害時には充分有効な時間となりうるのだから、今回のデータを生かしてもらいたいものだ。
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