どんぐり1号のときどき日記
DiaryINDEX|past|will
さて、会社は監査が終わったが、これでまた仕事が色々と滞ってしまう。とにかく事前に時間を取られるし事後もいろいろと時間を取られてしまい、結局一週間は仕事にならないのである。
夜は、もう滞ってどうしようもないのでさっさと諦め、妹夫婦が来ている実家へと行く。ねぶた祭りのテレビを見ながら、一時間ちょっと話をする。 関係ないが、帰り際に「ギーガーの孫の手」を見せる。1/200のサンダーバード2号も見せたりする。なんだか一貫性がないぞ。
そして帰宅後、掲示板に「スペース・シャトルの移動方法」についての解説を簡単に載せる。 実はこの747の背中に乗せて運ぶというのは非常にコストがかかり(100万ドル以上だ)、NASAとしては極力避けたいというのが本音である。だから今回の帰還時は、なんとか天候回復を待ってケネディ宇宙センターへと着陸誘導させたかった訳で、アポロ以後のNASAはそれほど予算的に苦しいのだ。
しかし考えてみればシャトルというシステムに興味を持って、もう25年以上経つ訳だ。 1980年頃からシャトル関係の本は和書洋書を問わず買い捲っていたし、特に不思議だった大気圏突入時の熱放散方法についても調べたりしていた。趣味に関しては勉強熱心だった訳で、それこそ実生活には何の役にも立たない、トリビアな世界である。さらに銀座の高島屋に実物大モックアップが来た時も見に行ったものである。 こうした勉強の成果で、打ち上げ前にシャトルはシステムとしては失敗作だと理解も出来たのであった。だから最初の事故は大気圏突入時に起こると思っていたのだが、チャレンジャーの打ち上げ時が最初の大事故となったのは本当に意外だった。 そしてポスト・シャトルは、X-20ダイナソーのような形態になる気がするが、あれではあまりカーゴのキャパは稼げないのも事実だ。これからの計画も楽しみである。
実際、ロケットの打ち上げというのは、見ていて楽しいものだ。「王立宇宙軍・オネアミスの翼」の打ち上げシーンは、そういうロケット大好き人間にとって至福の映像である。ここは「アポロ13」より迫力があるし、なにより説得力がある。もちろんご都合主義ではあるが、それでも一見の価値があるシーンなのは間違いない。 そしてあらゆる航空ロケット映画の中で最高なのは、やはり「ライトスタッフ」であると断言しておく。ここには空を翔ける事に関するすべてが詰まっている。飛ぶ本人はもちろん、その後にいる大勢の人の事もである。名作だ。
|