どんぐり1号のときどき日記
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2005年08月07日(日) へび女シリーズ

 明日、8日は郵政民営化の法案採決とシャトルの帰還がある。どちらも大きな扱いになると思うが、やはりシャトルが優先されるのだろうか。もしかしたらコロンビアの二の舞になるかも知れないから、マスコミとしてはニュース性が高いと判断するのかもしれないのだ。

 郵政民営化問題では、マスコミはこぞって否決説を取っているようだ。どのメディアを見ても否決の可能性が高いという論調なのだ。
 それでも結局は可決されるように思えるのだが、どうだろう。つまり自民党内の反対派は、その胸のうちが透けて見えるのだ。
 特に盆前に解散が決定となると、選挙活動を地元で開始しなければならなくなるのだが、小泉首相が行ってきた自民党の派閥の破壊が進んだ現在、それだけの資金的余力のある議員などあまり多くはない。そうなると自民党自体が選挙で大敗という自体にもなりかねない訳で、非常に危険な賭けへと繋がるのである。そこまで踏み切れる自民党員がそんなに大勢いるのだろうか。
 反対の中心である亀井派ですら、解散総選挙には怯えているくらいだ。多分否決されれば解散は間違いないのだから、自民党にとって選挙結果はとんでもない事になる可能性が高い。
 いずれにせよ、明日のニュースは非常に興味深いものとなるのは間違いない。

 そんな中、久々に床屋へ行く。
 子供も同じ床屋に来ているのだが、中学生の子供だというと「そんな大きなお子さんが居るんですか」と驚かれた。一体私はいくつだと思われたのだろう。

 午後はこれまた久々に町中の巨大本屋に行く。桑田次郎の「悪夢の使者」が出たので買うためだ。
 とりあえずSF短編集という事になっているが、これを読むと桑田作品もかなり焼き直し作品が多いと判る。やはりこの人は長編の方が合っているようだ。

 この時、楳図かずおの「へび女」が復刻されていたので、立ち読みしてみた。
 この本には「ママがこわい」「まだらの少女」「へび少女」が入っており、今回「へび少女」は初めて読んだのだが、ちょっと驚いた。実は最後に入っていたこの作品は「ママがこわい」の前の話で、あのへび女の出自を描いてあったのである。発表が他の作品の翌年で、当時読んでいなかったとは言え、驚いた。
 いずれ楳図作品は大好きで、初期の作品から「笑い仮面」や「猫目小僧」「おろち」など大好きなのだが、「へび女」シリーズだけは別格で、今でも怖いと思う唯一の作品だ。
 やはり心理的な怖さとしては、これ以上の漫画は存在しないのではないだろうか。どんなに見せ方として怖くても、いつまでも残る怖さとは別だ。

 ちなみに「ママがこわい」は少女雑誌に連載していたので、小学生だった自分では買えずに姉がいる友人宅へ読みに行っていたのだが、いつも帰りは暗くなるので非常に怖かった。今と違い、照明も少なかったのでなおさらである。
 そして「クモ少女」でも、懲りずに同じ事をしていたのであった。

 本屋の帰り際に近くの中古カメラ屋を覗くと、EOS-7が28-105USMレンズ付きで35,000円で売っていた。レンズ別でいいので25,000円位で売ってくれないものだろうか。デジカメ全盛となっては無理だとは思うが。


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