どんぐり1号のときどき日記
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2005年06月18日(土) いろんな意味でヤバい

 今日も粗仕事。
ある程度予想はしていたが打ち合わせの時に、なぜ資料をまとめておかなかったのだと言い出す。昨日不要だと言ったのは誰かね? 日本語にも不自由しているようだが「矛盾」って言葉、知ってる? それとも飲む前から酔っ払っていたのか? それでなくとも矛盾した指示が多いのである。
 こちらも不機嫌モードに入ってしまう。

 唐突だが。
 中国の経済はバブル破裂の兆しが見え始めているらしい。これが本当なら、いよいよ中国共産党が崩壊するかもしれない。そうなると北朝鮮も怪しくなるし、もし北朝鮮が崩壊したら韓国は完全に破綻する。
 そうならないためにも、中国も韓国も日本を冷戦時の敵としてみなし、国内の治安を安定させようと頑張るのだろうが、アメリカも日本もそれには乗らないから、ほとんど意味はない。結果としてはいずれ破綻するのであり、それが現在も続いている冷戦の結末だろう。問題なのはその時期だけだ。

 しかし現在の韓国の政治形態が、昔の日本における学生運動の尻尾とまったく同じだというのも興味深い。
 つまり学生運動をやった世代が社会の中心に入り、その思想形態の政治家、政党を支持しているので、結局マルクス主義という過去の亡霊を引きずり、いつまでもその体制から脱却できない。
 日本は良くも悪くもアメリカの自由主義に支配されていたので、さすがに共産主義がいつまでも社会の中心にはならなかったが、その影響は今でもマスコミを通して随所で見られるのである。
 元々日本は世界で最も成功した社会主義国家である。そんな国が戦争に負けたからと簡単に自由主義国家に変貌できるものではない。その思想は、徐々に薄まるとは言えなかなか消え去らないのである。もちろんアメリカへの手前、表面上は消え去った事にして入るが、実は誰もそんな事は信じていない。過去からの呪縛とはそういうものだ。


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