ああ 水中気分の僕を許して 耳を澄まして彷徨いながら。

2005年03月06日(日)
久しぶりに朝ごはんを食べた。
自分で作らされたベーコンエッグ。
と、ご飯と味噌汁。ずるずる食べる。

食後の休憩する間もなく着付けへ突入。
振袖と袴、着せられました。
髪の毛も適当に結いつけられて、メイクも適当に。
11時、写真館。2年ぶり2度目。
今回もやっぱり厚化粧のおばちゃんに
いろいろ背筋やら表情やら指導されて撮影。ガシャン。
あれどうしても顔がひきつるね。
自分がストロボたかれて撮られてるっていう
状況がもう可笑しくてさ。
ま、母親の希望で写真館連れられてるわけですので
親孝行の一環と思いながらやって無事終了。
帰宅してすぐ脱ぎさって開放感。くはー。

本番の卒業式は、着物じゃなくなった。
母親が来られなくなりそうだということで。
こうなったら思いきり私服で出たろうかという野望が。
みんながキレイな格好してんのに
パーカージーンズスニーカーとかで行ってみたい。
キレイな格好は疲れるもの。

21時になってあるある大辞典でも見ようかというころ
ふと、お台場のことを考えた。
幕をおろしたヒトツのバンドのこと。
ちょうど終わるころかなー
と、頭をかすめてそのままテレビに意識を戻した。

卒業だとか終止符だとか、面倒くさい。
考えたくない。めんどくせーんだよまじで。

静かだ。
今こうしてPCの前にいると、機械の動作音がしてるだけ。
街はひっそりともう音がしない。
こんなに静かだったんだ、この街の夜は。
私が中高生のころ、イヤホンをして
ラジオや音楽を聴きながら寝ていたのは
こんなに音のしない夜が怖かったからなのかもしれない。

さっきテレビで大泉洋が
帰るべきとこがキチっとあれば大きな間違いはないかな
って言ってた。
彼がどんなに東京で仕事をしても
北海道に根をはる魂は消えないという意味だろう。
さすが北海道のスター大泉くんは言うことがしっかりしてる。
ミスターが韓国に行けるのだって
一生どうでしょうしていく北海道魂は消えないからさ。

私はこの町に帰ってきたいだろうか。
里帰りはよくしているけど、
少なくとも今は帰ってきたくない。
もう昔みたいに音楽聴きながら寝れない。
こんな静かなところで自分の耳にだけ聴こえてる音楽なんて
ハッキリ際立ってきて逆に薄ら寒いようなものを覚える。

田舎はのどかだ。
スローライフだ。
このダイヤルアップ回線みたいにゆっくり遅い。
だからイライラする。
流暢に待ってもいられるけど、そればかりではいられない。
気持ちばっかりが焦る。
そんなスローライフは意味がない。ごめんだ。

まだ東京にいたい。
まだ根なんて張らなくて良い。

卒業も終止符もサヨナラも新しい始まりも要らない。
いらない。




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今日の夕飯、家焼肉。うままー。






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