ラヴ・レタァ

2002年08月21日(水)
さて。
今夜は久しぶりにCDで『Lifetime』を聴いています。
私が初めて買ったGRAPEVINEの音源。
あれからもう、三年も経ってしまいました。

なのに私が生であなたの姿を見たのは、たった二回。
今年の6月9日と8月11日。
あなたはステージに立っていました。
私はそれを、見上げていました。


私がライブに行けるようになったのは
2001年の4月からでした。
そう。あなたが腕の療養のために活動を休止した時です。
あの時の私の落胆ぶりといったら(自分で言うのも変ですが)
それはそれは大きなものでした。
やっとGRAPEVINEに、あなたに会えると思った
矢先の出来事でしたから。
まぁそれは、私自身の都合であなたの所為ではありません。

そこからの一年。
FCの会報では度々姿を現していましたが、
実際、どんな一年だったのでしょうね。
初めてバインのライブを観たり
手術をしたり
ベースの練習をしたり
ライブで復帰したり…
こうして私が書けるのは、突出したごく一部の出来事だけで
これらに伴って、あるいは全く別のところで
あなたがどんな想いを抱えていたのか
解るべくもありません。

ただ、それら全てがこれからの時間に
良い作用をもたらすことを願うだけです。

そう。
いつでも私は願うだけです。

あなたの苦しみや指先に
触れることは出来ないから。

でもせめて、共有したい時間があった。
腕の不調で苦しみながらやり遂げたライブ。
それを乗り越えた五月の復帰後初ライブ。
両方とも私は行くことが出来なかった。

共有できなかった、その時間の空白は
願いで埋めていったのです。
それが私の精一杯だった。

正直言って
もうそんな想いはゴメンです。
だって、あなたは帰ってきたのだから。
GRAPEVINEの中に。
私たちの前に。
今までと同じ笑顔で。
相変わらずのバフバフ声で。
動くようになった右腕とともに。

いつまでも質量を得ないようだった
私の中のあなたの姿も
ようやく重みを帯びてきたようです。


今日は、33回目の誕生日ですね。
すっかりオッサンの気分ですかぁ?
まだまだでしょ。
あなたにはこれからも楽しませてもらわなくちゃ。

いろんな意味でね。

新しい曲も作って欲しいなぁ。
個人的には「JIVE」ばりの曲が聴きたい!
33歳の一年間、今まで以上に魅了してくれると
期待しています。
もう、こっちだって怖いものなしですし。
覚悟だけはバッチリ。


さっき、キレイな月を見ました。
願うことはいつでもひとつ。
これからも最高な音楽を響かせてくれますように。


最後にもう一度。
誕生日、おめでとう。
33歳。
いよっ!オッサンこども!!






前の日 もくじ 次の日 pd / mail / MY+ / A+

Design : maybe / Illustration : ふわふわ。り