勝つためには自分のうった手を信じきる、ひたすら信じきるしかないんじゃないかと思う。あたりまえのことなんだけれど、これが意外にできないといつも感じるんです。それもトップの人たちとやるときには特に。うった手が信じられなくなると、相手の手を信用するようになってきてしまう。相手によってうたれた手の価値が変わって見えるのは、人間ならあるかもしれないが、プロとしてそういう姿勢ではいけないとおもう。島 朗『純粋なるもの』より