| 2003年02月14日(金) |
八百万の神々住むバクダット |
明日から愛媛公演、で道後温泉とくりゃ、イラク問題だよなー、これでフランスが多国籍軍に参加したら、地下鉄が爆破されるのやろなー・・・。 元をただせば共産化を防ぐ為に大統領制をアメリカが支援したのになー、変な話です。
20年前、イラクはアラブ諸国の中で石油依存から、農業、工業国として自立しつつある優等生的な国であった。水はあらゆる地域に供給され、食物も安くて豊富。医療水準も高く、医療費はほとんど無料。能力があれば誰でも大学まで無料で行けた。女性の社会的地位も高く、首都バクダットはアラブ諸国の中でも最大の近代都市として発展した国です。
13年前東京の青山にあるイラク大使館は、古い4階建てぐらいのビルだった。ベランダがついた小さなマンションのようなビルを丸ごと大使館にしていた。 Shinchanは一人単身で文化省の要請でカブール大学に講義に行く事になったので外務省の係官と一緒に大使館を訪れました。 書記官が流暢な日本語で大歓迎されるでしょうと言って、何も心配しないようにという事でした。
朝5時すぎ、モスクから拡声器で礼拝を呼びかけるアザーンの声で目が覚め、ヨルダンのアンマンから、イラクのバクダッドまで、約800キロをバスで移動しました。 ヨルダンからイラクへの方向には、新車や中古車を10台ぐらいずつ積んだ自動車運搬トラックが何台も止まっていた。イラク国内を走る自動車は、ここを通って輸入されているらしい。nissanという大きなロゴが入ったピックアップトラックのぴかぴかの新車がぎっしり積まれたトラックも見た。イラク側には、新車を買える経済的な余力があるのだ。セメントやパイプライン用の鉄の管を積んだトラックもいた。西欧の運送会社のロゴが描かれたコンテナを積んだトラックも列をなしていた。
 イスラム以前の宗教を内包するシーア派 「シーア派の中心は、古代以来の信仰を持っていたメソポタミア文明やペルシャ帝国の人々で、彼らがイスラム教に集団改宗する過程で、昔からの宗教の教義や哲学をイスラム教の枠内で再解釈しなければならなくなり、もともとのアラビア半島のイスラム教(スンニ派)とは違う分派となった」というものだ。シーア派が多いのはイラクのほか、イラン、アゼルバイジャンなどで、いずれもイスラム教が発祥する前にメソポタミアを支配していたペルシャ帝国の諸王朝の領土だった。 日本的と比べると、古代神道(色々な神ー自然信仰)が大陸から仏教が渡って来てその文明、文化に吸収されていくのですが、本来仏教になかった神道の習慣をやがて包含するようになりました、まー結婚式はキリスト教でクリスマスも祝い、お寺で除夜の鐘を聞き、神社に初詣するという、節操のなさはイラクもイランでもないですが、このシーア派の寺院を見ていると、浅草の浅草寺で出店が並び、庶民が集まって賑わうのがそっくり似ているのです。
日本は完全に古代十字軍に組みする東洋軍隊としてアメリカに当然追随することになるのでしょう、ここは腹を決めてかからなければ唯戦争反対を唱えていてもしかたないのだと考えています。
石油の利権をアメリカの防衛網に委ねている限り、そう車を乗っている僕達は綺麗ごとでは済まされないのです。 が・・・しかしイラクは政治形態の違いを別とすれば、わりと日本と似ているのです、唯、唯戦争が回避されて政治形態が変わる事を祈るのみです。
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