Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2003年04月28日(月)

2003.04.30 (Wed) 1:45:57

夢を見た。僕は普段、あまり夢を見ないのだが、最近は多く夢を見る気がする。

内容は、極めて単純。妄想の具現化。願望が夢となって現れたのだ。僕と彼女は恋人同士になっていて、僕は、彼女の家を訪れる。そんな、物語だ。

彼女は僕を受け入れてくれて、二人、幸せな時間を過ごしていた。しかし、先に進むためには、彼女の両親と話をして、承諾を得て、その他、いろいろなことをしなければならない。しかし夢だから、彼女の父と話すこと以外はすべて省略されていた。彼女は僕を受け入れてくれたが、彼女の父は僕を受け入れなかった。僕と彼女の父親は口論になって…。夢は、そこまでだ。

僕を受け入れてくれた彼女の立ち姿が、強く印象に残っている。単なる妄想にすぎないにしても、さすが、夢というだけあって、僕の願望を忠実に再現していた。僕はその、夢で見た彼女の姿が、この日一日、頭から離れなかった。

夢で具体的に見せられると、なおさらそれがいかに途方もない話なのか、実感として理解できる。今、どうすればいいのかなんて、考えることもできない。なによりも、行動をおそれている自分がいる。そして、それによって彼女が不幸になることをおそれている自分がいる。言い訳のように見えるかもしれないが、たぶん、言い訳じゃない。彼女との距離は近くて遠い。僕が無理に近づこうとすれば、おそらくはあちこちにひずみが生まれる。そんなものを乗り越えて、彼女と幸せになれる、と信じられるほど、僕には自信がない。裏付けとなる経験もない。

まずいな。最近、気分だけでなく、家の生活も大学の生活も、すべてが低調だ。すこし気合いを入れないと、このまあずるずる行く可能性がある。じっくり考えなければ。ちゃんと書いておくか。期限の過ぎた履修申請をどうするか。卒論の指導願いはどうするか。卒論自体はどうするか。家の机のまわりはどう整理するか。なにが重要なのか、もう、よく分からない。すべてがどうでもいいことのような気がする。履修申請を出さなければ単位が認定されず、従って、大学を卒業できない。大学を卒業できなければ、大学院の推薦もなしだ。すべての予定が遅れる。留年すれば人生そのものが一年ずれるのが、現代の世の中だ。時間は容赦なく過ぎ去る。ときどき立ち止まり、抱えている問題を認識しなければならないのか。歴史上もっとも幸せな時代を生きているのかもしれないが、それでも面倒なことだ。夢で見た彼女との時間。夢と現実との間には、これほどの差異があるのだ。

2003.04.30 (Wed) 2:11:47


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