Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年09月05日(木) 心への過信

2002/9/5 18:49
今まで昨日の日記を書いていたのだが、
時間が時間だから、今日の日記を書くことにする。
それにしても、本格的に眠い。
PCが落ちて、再起動する間に眠りそうになってしまった。

昨日からの続きだが、
みんな誰だって、理想をうち砕かれたことくらいあるだろう。
なんでもいい。サンタクロースなんていないと知ったことでもいいし、
親友と思っていた人間に裏切られたことでもいい。
…ちなみに、僕はどちらも経験はないが。
昔はサンタクロースを信じていた。しかし、いつの間にかそんなのはウソだと知っていた。
ショックを受けた記憶はない。きっと、両親がうまくやってくれたのだろう。

だから、子どもでなければ誰でも知っているはずなのだ。
理想を掲げることのおろかさ、現実ってものを。
どんなにがんばったって、できることはできるができないことはできないのだ。

なのに、多くのメディアが、理想論を語る。
特に教育などは、その傾向が顕著だ。
理想を語ることそのものは悪くないのだが、理想しか語らないのが問題なのだ。

現実を見据えれば、理想を実現するための
現実的な手段がきっと見えてくるはずだ。
そういう考え方が、あまりに少なすぎる。

…ダメだ。眠くて、こういうややこしいことはこれ以上考えられないようだ。
なにを考えていたのかよく覚えていないが、
どんなに強い意志、例えば、ダイヤモンドのように強い意志を持っていたとする。
しかしそれでも、それよりも強い衝撃を受ければ砕け散る。
では、どんなことがあっても受け流せる柳のような心を持っていたとする。
だが、そうだとしたって、ずっと風を受け続ければ、いつしかそれは歪みとなる。
どうあったとしても、心をずっと保ち続けるなんて不可能なのだ。
もちろん、外からそういうストレスさえなければいいわけだが、
現代社会で、そのようなストレスから逃げることを考えるなんて
ほとんど無駄と言ってもいいだろう。
それができるなら、現代人はこれほど苦しんでいないはずだ。

それから、彼女へのメール、
今思うと信じられないのだが、
延々チャバネゴキブリとの死闘の様子を書いて送ってしまった。
…バカだ。

ゴキブリと戦うとき、
スリッパってのがいかに有効な武器か、よく分かったよ。
まず、攻撃範囲が広い!
多少照準がずれても攻撃が当たる!
それに、入手が容易。だいたい、どの家にもある。
そのくせ、攻撃速度も十分速い。
先が広がった形だから、持ちやすくて攻撃の精度も高い!
それに、使用回数がほぼ無限!
さらに、攻撃力も十分!
前に、スプレーを使ったときは、本当に苦労したから…。
今回はカラーバット(プラスチック製バット)を使って、結局逃げられたし…。
スリッパが手元になかったんだよぉぉぉー!!

とまあ、こんな感じだ。
ちなみに、この話には続きがある。
まあ、これ以上彼女にこんな話をしたって仕方がないのでここだけにとどめることにするが…。

そのチャバネゴキブリが出現したのは9月3日。
翌日の9月4日、今度は弟がその宿敵を発見した。

まともな装備がなかった僕の時とはまったく違う。
対ゴキブリ用兵器として僕が実装しておいた、
その名も『アースジェット』があったのだ。
弟は、このアースジェットを主力武器として、
さらに軍手とティッシュで武装した上で敵に挑んだ。

弟の取った戦略は、
射程と攻撃範囲の広いアースジェットで敵を部屋の隅まで追い込み、
毒によって弱らせた敵を、ティッシュでくるむという戦法だ。
この作戦は見事に成功し、弟は勝利した。
僕が討ち果たせなかった敵を、弟はうち破ったのだ。
憎き敵が滅んで嬉しい反面、微妙な悔しさもある。

ここで、改めてとある知人の偉大さを思い知った。
彼は日記に、次のような言葉を書き記している。
「このころから、毎日ムカデ2匹とごきぶり1匹を殺す生活始まる。」
さらに詳細を記した言葉もあるが、
それはあまりに凄惨を極めているので、ここでは紹介しないことにする。
僕だったら発狂しかねないほどだ。
たいした問題だとは思っていなかったが、
自宅にゴキブリが現れてみると、その恐怖を、身をもって思い知ることができた。
そんなこと、思い知りたくなかったが…。

2002/9/5 19:52

2002/9/5 23:11
睡眠不足もピークに達してきた。
だいぶ、全体的な感覚が鈍ってきている。
階段を上るとき、目の前がフラフラと揺れていて焦った。
それに、キーを叩く感触がいまいちはっきりしない。

また、情緒が相当に不安定になっている。
さっきまで恋愛偏差値というドラマを見ていたのだが、
それほど良くできていたわけでもないのに、ひどく感動してしまった。

恋愛偏差値…。
うまいことを言ったものだ。
たぶん、かなり多くの人が、本当の「偏差値」よりも気にしていることだろう。
自分はどれだけ恋愛について知っているのか。
そうでもないかな…。

恋愛に限ったことではないが、
普通、いい歳をした大人が本気で感情的になるコトなんて、
恋愛以外じゃそうはないだろうから、とりあえず恋愛の話ということにする。
そういうとき、人間の判断力は極端に低下する。
感情的になって、自分の意志とはあまり関係なく、とにかく相手のことを考えてしまう。

そのとき、どちらか一方が感情的になっていなければ、
判断力に大きな差があることになる。
そうなれば、その意図通り操ることは容易だ。
そして相手は、操られているのが分かっていても、感情はそんな簡単に動かない。
なにもなくてもゆらゆらと揺れ動くのに、
どんな強固な理屈でもビクともしないのが感情ってものだと思う。
まあ、理屈ってのは感情に訴えかけるものじゃないから
当然と言ってしまえばそれまでなのだが。

考えてみれば、これほど不条理なことはなかなかない。
理屈も理論もない。ただ思った通り、感情の赴くままに進むだけだ。
それが、今も昔も恋愛というのが人の中で消えない理由ではないだろうか。
科学は事実を強く示すが、それほど感情に訴えることはない。
むしろ、むやみに感情に訴えることは避ける傾向にある。
感情的になれば、事実から離れることにもなりかねないからだ。
この科学が全盛となり、人々の生活は相当豊かになった。
世界的に見れば格差はあるだろうが、少なくとも日本は、
科学の恩恵を十分に受けている。
一方で、きっと多くの人が、自分の感情だけで動きたいと願っている。
邪魔されることなく、ただ感情の赴くままに生きたいと願っているのではないだろうか。

僕だってそう…。
まだ、今の僕だったら限界ってものがあるだろうが、
それでも、彼女に言われれば相当変なことでもできると思う。
なにも言われなくたって、相当勉強したからなあ。
試験だけはたくさん受けてきたこの人生。
小学生の頃を除けば、
試験を受けて「完璧!」と思えたのは、この彼女と一緒に勉強した教科の試験だけだ。

なーんか、バカみたいだな…。
メールが届くたびに一喜一憂して…。
挙げ句の果てには、新着メールの送り主が自分だったりして。
日記のネタを思いつくと、PHSからPCに送っているのだ。
どうせPHSのメールは使い放題なんだから、使えるだけ使ってやらないともったいない。

さて、睡眠不足だし、そろそろ寝ることにするか…。
これだけ眠いと、もはや疲れも感じないからかえって無理しやすいかも知れないが。

2002/9/5 23:56


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