Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年08月08日(木) 見た目による評価

2002/8/8 9:46
人間がほかの人間を評価するとき、
いったいどれだけ外見を評価するのだろう?
ふと、思った。

僕は、年上の人から評価されやすい傾向にある。
上の人だったら誰でも年下をかわいがるものだと言われればそれまでだが、
たぶん、そういう理由じゃないと思う。

思うに、それは外見が与える影響なのではなかろうか。
僕は着飾ったり、髪の色を変えたりなどということをしたことがほとんどないし、
そもそもそういうことを知らない。知識として持っていない。
当然、あか抜けない工夫のない格好をすることになる。

これが、上の人には良いと思われるのではないだろうか。
僕も自分の感覚は古い方だと思っているが、
その感覚で見ると、自分もまだ二十歳だからそれほど歳を取っているわけではないが、
今の若い人たちの格好がいいとはどうしても思えないときがある。
そういうとき、僕みたいなのが現れると、相対的に見て印象が良くなるのではないだろうか。
実際、僕よりも全然モテる弟と2人でいるとき、
僕の格好の方がいいと言われたこともある。

ちなみに、弟がモテるというのはひがみでもなんでもなく、
ただの努力の差だと思っている。
僕がPCに向かってインターネットやらゲームやらをやっていた間、
弟はそれなりにモテるための努力を重ねてきた。
僕の目から見ても1年前、2年前と比べて明らかな進歩が見られる。
まあ、だったら自分も同じ努力をすれば同じ結果が得られるかと言われると、それは難しいだろう。
僕は八方美人の傾向はあるが、これではある程度の評価は得られても、
それ以上は絶対にない。
悪く言えば相手の心の中に土足で踏み込むような、そんな思い切りも必要だ。
それが僕には、決定的に足りない。
嫌われることを恐れているのだ。
たぶん、コンプレックスがあるのだと思う。
昔と比べてコンプレックスを隠せるようにはなかったが、消えたわけではない。

とにかく、原因が外見なのかどうかははっきりしないが、
結果として、僕が相対的に年長者から高く評価される傾向があるということだ。
今まではっきり意識したことはなかったが、
まわりの目が、それをはっきり語っていた。
もちろん、コンプレックスがそう感じさせているのかもしれないが、
年下の人間や同年代の人間からは、同レベル、あるいは格下を見るような目で見られることが多いのだが、
年長者には相対的に上であると見られることが多い気がするのだ。

もちろん、外見以外の要素もいろいろあるだろう。
同年代の友人と比較して僕は、
間延びした言葉を嫌い、堅い言葉を好んで用いる傾向がある。
この日記ほどではないが、それでもそうした傾向があることは確かだと思う。
そうすると、年長者に対する印象が良くなることは想像に難くない。
どうでもいいことだが、「難い」は「かたい」と読む。別に送りがなのミスではない。念のため。

もう一つ思ったことが、生徒の意見について。
メールで少し会話をしたのだが、その生徒の意見を見ていて思ったことがある。
まず、驚くほど達観している。
全体を効率よく見渡す視点は明らかに僕以上だ。相手は中学生なのだから、
大学生として立場がないと思ってしまうほどだ。
そして、今時の生徒にはあり得ないと思ってしまうほど自分の意志を明確に示している。
これは前にも言ったが、今の生徒や学生は自分の意見を持っていないなんてウソだ。
単に言わないだけだ。
みんな、多かれ少なかれ雄弁は銀、沈黙は金という考えを持っている。
僕のように思ったことをその場でペラペラと話す人間が少なくなっただけだろう。
少し不自然にはなるが、日常の会話をしているときあえて政治や経済の話題を振ってみると、
みんなそれぞれ独自の意見を持っている。
全体として諦観は感じられるが、それでも感心してしまうような意見を持つ人も多い。
新聞の「有識者」の意見よりずっとおもしろい。
ちなみに、分かるとは思うが、「諦観」は明察の意味ではなく、あきらめる方の意味だ。

そのように物事をよく見ているのはいいが、
大学の友人とその中学の生徒との間で、決定的な違いがある。
それが独自性だ。
仕方ないと言ってしまえばそれまでだが、生徒の意見には独自性がいまいち感じられない。
「なるほど、すごいな。確かにその通りだ。で、どこで聞いたの?」
と言いたくなるようなことが多いのだ。
もちろん、そんなこと実際に言ったりはしないが。
…まあ、この日記のURLを教えてしまったから、もしかしたら読んでいるかもしれない。
一般論ほどその傾向が強く、問題が具体的になって来るにつれ、だんだん独自性を感じるようになってくる。
…ちなみに、独自性が感じられないのは彼女の意見も一緒なのだが、
彼女の場合、奇抜なことを言えるほど人間関係が進展していないという可能性が高い…。

当たり前だが、この時間では日記に書くようなことは何もしていない。
普段だったら寝ている時間だ。
ただ、学割を取ってこようかとは思っている。
夏休みはなんの予定もないし、一度父のところに行こうと思っているのだ。
あと、できれば髪を切って、いい加減太陽の季節も探して…。
それから、Webページの編集も始めないといけないし、
基本情報技術者の勉強も滞っている。
はぁ、やれやれ…。

2002/8/8 10:20


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