日記日和
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| 2005年11月07日(月) |
アガサ・クリスティー |
アガサ・クリスティーの「予告殺人」を昨日ようやく読み終えました。
この本を買ったのはもう随分前。
本の最後に 1976年 6月30日 発行 1995年 12月15日 44刷 とありますから、もう10年近く経つのでしょう。
子供たちが小さかった頃は家にいることが多く、時間があれば読書をしていました。
(今ならきっと本の代わりをパソコンがしてくれたと思うけど)
今にして思うと・・
ほんの短い時間でも、意識が子供と完全切り離される貴重な時間だったんだろうなあ。
当時も今と同じく推理小説が好きで、色んな人の作品を読んだ後、御大アガサ・クリスティーに辿り着いた気がします。
この夏、他の本を置いてる場所とは違うところからアガサ・クリスティーの作品が数冊出てきました。
買った当時一度は読んでるはずなのに、内容をほとんど覚えてなくて・・新鮮な気持ちで読めています(汗)
「予告殺人」は、先月からお風呂のなかで湯船に浸かりながら読んでいたもの。
最初の頃は毎日少しずつ読み進むのが楽しみだったけど、だんだん終わりに近づいて話が面白くなってくると、お風呂タイムだけでは我慢できなくなって・・
ここ数日は、家の中を移動するたびにこの本を持ち歩き、お湯が沸くまでの数分とか眠る前の数分(いくら面白くても眠気には勝てず・・)育児に追われていた当時のように小刻みに読んでいました。
そうして、昨夜読み終わったのですが、いやぁ〜面白かった。
この作品の探偵(?)はポアロではなくミス・マープル。 上品で、でも好奇心旺盛なこのおばあちゃんが私は大好きです。
ストーリーが面白いのはモチロンですが、私が惹かれるのはプライドが高く頑固で伝統を重んじる、イメージ通りの英国人たち。
主人公だけじゃなく近隣の人たちが、容姿も浮かぶしおしゃべりしてる声まで聞こえそうなくらい丁寧に、そして生き生きと描かれています。
イギリスの田舎に行けばこういう人たちが暮らす町が今でもあるんじゃないかと思うほど。
今さらながら・・やっぱりアガサ・クリスティーはすごいなぁ。
早速本屋か図書館へ行って次の作品を・・と言いたいところですが、20日の相談会が終わるまでは我慢した方が賢明・・かも。
私のことだから、下調べを忘れて本に没頭しそうだもの(撃沈)
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