長いお別れ
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2002年02月10日(日) 私のこと*日記を借りたわけ*

アナログの日記とか手紙では無く、webという方法を選んだのかといえば、
たとえそれが疑似的なものでも、「私を支え、受け入れてくれる場所」を
手に入れる事ができるかもしれないと思ったからです。
一人でいるのは好きだけど、孤独にはなりたくなかったんです。

「しなきゃならないこと」がある事が分かっていながら、どうしてもそれをする事ができない。
誰も彼もが頑張れって言う。もちろん頑張ってる、だけど上手くいかない。
目の前に、誰が見ても真っ当な人生を歩める道が用意されていたにも拘らず、
私はドロップアウトしました。
気がついた時には、何一つ手の中に残っていないという状態です。
心の病気は、目に見えません。見えない事が、余計に事態を悪くしていくような気がします。

私の正式な病名はわかりませんが、役所に提出するための診断書は「うつ病」となっていました。
とりあえず「一番表に出ている症状からこういう診断書を書いたからね」と先生は仰っていました。
今の病院に通うようになって約3ヶ月、心電図や脳波も調べてもらいましたが、
問題ないということでした。先生は、体では無く心の問題という事になりますねと言いました。

時々、もうもとの自分には戻れないんじゃ無いかと考える事もあります。
そんな時はもうどうしようもないので、薬を飲んで眠ります。

何もかも正直に書くわけにいかない事もありますが、自分を曝け出してみようと思います。
そして、「ここにこんな状態でも生きている人間がいる、だからあなたも大丈夫だよ」
と、今にも死にそうに悩んでいる人に伝わるといいなと思いますす。

いつかは。
この日記さえ放り捨てて、違う世界へと足を踏み入れる事になるかもしれません。
でもその後に、ほんの少しの間だけでも誰かに思い出してもらえたら、
それだけで嬉しいんだと思います。


志乃 |MAIL

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