十夜一夜...Marizo

 

 

柳の舞いに血の濃さを知る - 2005年10月03日(月)



昨日の我が家の晩御飯は『 鍋 』



夏日が続く内地のみなさん、すいません。
ここ北海道ではもう鍋ですよ。だんな。

だって、ほんとに寒いんだもの。
家の中の気温計が16度ですよ。
ありえない。ストーブ登場。当たり前。


さてさて、鍋の主役は「柳の舞い」
ちょっとこれが半端じゃなく安いよ。奥さん。

長さ15センチ 幅10センチが二尾入って




298円 だもーん。



タラっぽいんだけどタラより
油が乗ってて美味しいんですよ。奥さん。




んでね・・・・・・







良妻賢母 となるべく





日々修行中の私がおろしましたよ。グフングフン。



一、うろこを取る

わかってるよ。わかってるって。
ウロコだよ。お魚さんにはウロコってーもんがあるわけよ。

むーやけにウロコが飛ぶもんなのねぇ
すごい勢いで四方八方に飛び散るウロコに気付いた母。




静かな口調で

母:MZOちゃん。出刃包丁使いなさい。




で、で、出刃?


あおうあおうあおうあ。


そうだよ。そうだよ。
お魚さんには出刃だよ。出刃。





MZO:出刃って・・・・これ?(←しらねーのかよ)




ほらね、ほら。
千里の道も一歩から(←お前が言うな)




気を取り直して


ニ、頭切断


知ってるよ。知ってるさ。
エラからね。エラからザクッとね。
こう言うときは躊躇しちゃいけないのよね。
でもこの柳の舞いは結構大きいからね。
力をこめてザクッとね。









母:ちょちょちょ・・・MZOちゃん。
  どうしてそこから切るのっ。







MZO:だってエラから切るんでしょ。






母:・・・・そこはエラじゃなくてヒレだよ。





あおうあおうあおうあ。



ヒ・・・エ・・・・



ほらね、ほら。
お鍋に入れるんだからこれぐらいの身の大きさで
丁度いいかなって先に細かく切ってみました。
全然問題ないとおーもーうーのーよー。わーたーしーはー。




気を取り直して



三、腹かっさばいて内臓を出す


なかなかスパってといかないのよねぇ
なんでかなぁ。むぅ〜。



おぅっ!!危ない、危ない。
包丁は切れまちゅからねぇ〜。







母:MZOちゃん。包丁の向きが逆だよ。
  こっちから、こうっ!!こうっ!!




わかってるよ。わかってる。
今、もしかしたらそうかなぁーって思ってたのにっ!!



ゲロゲロな内臓を取り出したんだけど
良く良く考えたら購入したスーパーで
おろしてもらえばよかったのにって
チロっと頭の片隅をよぎったけど
良妻賢母としては(←修行中ね)そんな事は
邪道だわよねっっとかき消して



四、二枚におろす



二枚おろしは楽だもねー。
だってどんなに骨に身がついてたって
問題なーしだもんねぇ。

って思ったんだけど
これがなかなかうまくいかないわけよ。
なんでかなぁー。




母:そんなに身をひっぱっても切れないのっ!
  包丁動かさないと切れないでしょっ!!!





母:どれっ!






あれですね。
その昔、私にはシルバー向けのパソコンの
インストラクターだけは絶対出来ないと思ったけれど
母もお料理学校の先生には絶対なれないと思います。



ああ、良妻賢母の道は遠い。
Marizo
  


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