十夜一夜...Marizo

 

 

出来ない仕事。 - 2004年11月15日(月)



昨夜 齢68歳の母にパソコンを使って
名簿みたいなものを作りたいので
教えて欲しいと言われた。


まぁ教えて欲しいと言うのは
殊勝な彼女の言い方で
おそらくは心の中では「作って欲しい」と
思っていたであろう(笑)
が、しかし 自分の親とは言え・・・・
いや、だからこそ私も姉も母には厳しい。

とりあえず出来る所までやってみなさいと
突き放し 姉と二人でビール片手に
「劇的ビフォーアフター」を見ながら
こんな御影石なんか使って
この値段で収まるわけないじゃんか、とか。
どうせなら姉妹二人の部屋も
別々にすれば良かったのに、とか。
好き勝手な事を言いながら 見終わり
その後他局の同じような番組を見始め
やや暫く経った時にやっと母から
「出来た」と声があがった。
パソコンに向かい始めて二時間が経過していた。


約20名ほどの名簿である。
名前と生年月日に住所、それに
初級とか中級とか有とか無とかの項目が並んでいる。




世の中の68歳が どれくらいの物なのか私には
見当もつかないけれどおそらくは「まだましな方」だとは
思っている。携帯のメールのやり取りも
最近ではそれほど時間をおかずに返って来るし
その返信メールには絵文字もつき始めているし(笑)




その名簿を明日どこかにFAXするので
日付をいれ、枠線をつけ、印刷をするという
一連の流れを手取り足取り教えようと思っていたのだが
日付を入れるという作業で挫折(爆)



シルバー向けのパソコンインストラクターの仕事は
私には絶対出来ないと心に誓った夜であった(笑)
Marizo


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