十夜一夜...Marizo

 

 

当たりのチョコ。 - 2005年02月14日(月)



さて本日は普段よりも
血圧高め、脈拍早めで
これまた普段よりほんの少し姿勢正しく
お過ごしの皆様。
どーもどーも エンジェルMarizoです。



まぁバレンタインと言うと
一般的には『愛の告白』として
チョコレートを渡す日という事なんでしょうが
いい年の大人になるとアレですね。
『お世話になったあの方へ』的な使い方を
するようになってしまって
こんな事ではいけないわと
一念発起して全身チョコレートで
コーティングして家の前で
待ち伏せしようかと思ったんですけど
考えただけで 不審者として通報されそうで
泣く泣く諦めましたけどね。
えーえーほんとに。




と、いう事で本日そこそこ ご高齢の奥様が
営業の今井課長(仮名)にとおっしゃって
大きな紙袋を持ってお昼過ぎにご来店されました。



今日はいかにもバレンタインに相応しく
朝から いい感じの












猛 吹 雪





そんな中を大きな紙袋を持って
しかも市内とは言え 道一本隔てた
そこは石狩では?というぐらいの郊外からご来店。



涙を誘うじゃありませんか。
さすが「愛の力」は偉大じゃないですか。




お客様曰く 朝一番で家を出たのだけれど
この天候で公共交通機関が大きく遅れ
こんな時間になってしまったと。
それでもなんとしても
今日は絶対に来なければいけないと思って。




「だってほれ、バレンタインだもの」



ああ、なんて純真なその言葉。


そして差し出された大きな紙袋の中には
もちろん「チョコレート」
そして「お酒」(←多分ウイスキー)

さすがですねぇ。
壮年男性の心を揺さぶる
オマケ付きですよ。だんな。





そして そのお客様は
紙袋からもう一つなんとも大事そうに
ビニール袋を取り出します。

「時間遅くなったけども・・・」と言って出てきたのは











「生寿司」














しかも 二つ。








「一緒に食べようと思って」





ああん。今井課長(仮名)ってば。






もちろん丁寧すぎるほど丁寧にお礼を言って
そして一緒に食べる事はちょっと無理な事を
これまた丁寧に説明して
お客様はちょっと残念そうながらも
「いや、遅くなったからね」と間違いなく
それではない理由に納得され
自分の分の生寿司一人前を持って
また吹雪の中を帰っていかれました。




その後 今井課長(仮名)は
散々迷った挙句 その生寿司を







「なんか・・・食べないと









 バ チ







 当たりそうだから一緒に食べよう」





と、私に言ってきました。






いや、もちろん丁寧にお断りしましたよ。
間違いなく当たりそうで。
Marizo


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