十夜一夜...Marizo

 

 

PK戦。 - 2005年01月12日(水)



10日の高校サッカー決勝戦。
「鹿児島実業VS市立船橋」の試合を見ました。
もともとあまりサッカーには興味はないので
せいぜい「オフサイド」ぐらいしか
ルールが判らない私ですが
やはり決勝戦ともなると 両校とも持ち味を出し
その実力均衡で最後のPK戦まで
目が離せない展開でした。



前半45分、後半45分が終わり
ほとんど休む間もなく延長戦の前後半20分に
突入したのですが さすが若い(笑)
スタミナ切れしているような選手もおらず
まるで試合開始直後のようなキビキビとした動きに
なんだか目頭が熱くなっちゃいましたよ。だんな。
結局延長戦でも決着がつかずに
PK戦になりました。



あのPK戦と言うのは
見ているのがとても辛いものですよね。
ましてやうら若き高校生が渾身の力を込めて
この一球と蹴ったボールがチームの勝敗を
決めてしまうのだから
のしかかるプレッシャーも相当なものでしょう。

あの谷津君(市船の三番目の子)は試合終了後
号泣してましたね。もう私も一緒に泣きましたよ。
その悔しい思いをバネにして強く生きていって
欲しいと心から願っています(←大袈裟)





そう考えると 数あるスポーツの中で
サッカーのPK戦のような勝敗の決め方をする
競技ってあまりないよなぁと思いました。

バレーでもバスケでもラグビーでもアメフトでも
ゲーム途中でのサーブミスやパスミスや
ゴールキックミスなどはあるけれど
それはあくまでゲームの途中の話であって
この一球で勝敗が決まるという過酷な(精神的に)ものは
チーム競技の中では珍しいのではないでしょうか?



何年か前までは 延長でも決着しなかった場合は
両校優勝としていたそうなんですが
PKしてまでも単独優勝チームを決めなければ
いけないものなのでしょうか?


おそらく この話ってものすごーい議論がされて
今の形になったのだと思いますので
「オフサイド」のルールぐらいしか知らない私が
何を言うって思われるかも知れませんが・・・



もちろん もともと体育会系の子ですから
負けん気が強く その悔しさをバネに
もう一段飛躍するという事も
十分考えられるわけなのですが
楽しかった高校時代があの一球で変わってしまった・・・
という風になって欲しくないなぁと。
まぁいらぬ老婆心なんですけどね。



いやでも社会にでれば「結果がすべて」的な
生活を余儀なくされるわけなのだから
高校時代のスポーツぐらい
「参加することに意義がある」
「結果よりそのプロセス」であって欲しいと
思う私はやはり甘ちゃんなんでしょうかね。

スウィートMarizo(笑)


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