十夜一夜...Marizo

 

 

『初体験』 - 2004年11月16日(火)



あんなに楽しかった 葉山&逗子ツアーから
あっという間に10日も経ちましたよ。だんな。
今朝は気温が氷点下まで下がり カーテンを開けると
狭い庭ですけど うっすら雪化粧・・・なんて
おセンチな事言ってられないぐらい寒かったですよ。



来るならきやがれっ!冬野郎っ!!



いやー冬ってオトコだったんですね。
今、気がつきましたよ。わははは。



そんな辛い冬を目前に
何か楽しい事ないかなぁ〜と
脳みその中探ってましたら
シワの中から滲み出てきましたよ。

あの葉山&逗子ツアーでの「初体験」が!!



いやん。










金曜日にお泊りした葉山のしんいち(仮名)邸を出る時に
もうそのまま 結婚式にすぐ出席できるように
千鳥格子のマーメイドチックなワンピースに
黒のジャケットに黒のパンプス。
髪もムースでウェーブ出しつつ ハードスプレーで
前髪固めて 実際はゴワゴワだけどフェミニン風。

リキッドのアイライナーからマスカラから
ばっちり目力(めぢから)メイクして
もうどっからどう見ても
「黒革の手帳バージョン」だったわけですよ。







いろいろ異論はあるだろうが


それは言うな(爆)





そこへ ほら、なんてったってご近所でも評判の
「ホモの館」ですからね
続々とオトコ達が集まって来る訳なんですが
みんな バイクなんですよ。

まぁそうは言っても やはりスカートの女子ですし
朝から紳士然としたしんいち(仮名)だから
多分タクシー呼んでくれるんだろうな、と。
しんいち(仮名)だってきっと昼間っから
焼酎ガボガボ飲むんだろうから
きっとタクシー呼ぶんだよな、と。

思って信じていたら まぁ大変。
バイクで行くって言うんですよ。
しかも・・・・


「おまえ、あれだ。横乗りだな」





よ、よ、横乗りなんてあーた。
小学校以来ですよ。だんな。
しかもせっかくフェミニンにセットした
髪がメットかぶったらグチャグチャになるしーとか
文句言ってたら「んじゃ、おまえこれな」と言われて
渡されたヘルメットがなんと「バカヘル」ですよ。



バイクに乗り始めて16年経ちましたけどね




「バカヘル」初体験ですよ(笑)






まぁ結局どうなったかと言うと
やはりスカートでニケツは無理という事で
おぎ様(仮名)のスクーターに私が一人で乗る事になり
mamo(仮名)のバイクに私の荷物を背負った
おぎ様(仮名)がニケツで乗って葉山から
逗子に抜ける道を5人、4台でプチツーリング(笑)



実は私 スクーター乗るの生まれて初めてだったんですよ。



「えっ?わしスクーター乗るの?」
「えっ?マヂで?うそっ!こわいよぉ」



これね、本気の本気の本気と書いてマヂと読むで
本当に恐かったんですよ。



「ハーレー乗ってる人が何言ってんだか」って
言われたんですけどね。

だいたい家の車だって未だにマニュアル車だし
いわゆるオートマチックに慣れてないんですよ。
乗り出す前に これがアクセル、これがブレーキって
教えてもらったんですけどね
まったく頭に入ってませんよ。だんな。


ヨタヨタと発進したものの
あっという間に置いてかれて
泣きそうになりながら(実際目にゴミが
入って泣きながら走ってたんだけどね)
三回ほどカーブ曲がったら
みんな止まって待っててくれましたよ。



まぁワンピースでスクーターってのは
それほどはたから見てて違和感はないだろうなぁと
思いつつも信号で止まる度につく左足が

「ちょっとぉ〜これ太ももまで見えてるじゃん。
 ああ、昔はもうちょっと細かったのに」とか

過去の自分を思い出しては涙しつつ
それでも現実を見つめおまけに置いてかれないように
前を見つめ走っていたわけなんだけども
でもこれ だいすけ(仮名)にも言われたけど
どう考えても「黒革の手帳」は
まぁ百歩譲って スクーターに乗ったとしても

バカヘル はないよなと
思いました。しかもシールベタベタの(笑)
Marizo



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