十夜一夜...Marizo

 

 

腹が立つ・・・しかも自分に。 - 2003年10月21日(火)



昨夜は悔しくて寝れなかった。


早帰りの田口君(仮名)と連れ立って
5時半から「根」で 90分飲み放題 888円の
もとをしっかりと取り、恐ろしく早い時間に
サニーズバーに行き、絶対地下鉄で帰ると豪語しながら
ビールをクイクイと飲み・・・

帰りに「うどん」でも食べようと
マスターに紹介された
「最近近所に出来た讃岐うどん屋」へ
いそいそと向かう 酔っ払い乙女二人。



確かに新しい店構えには「讃岐うどん」の文字が。
まだ早い時間だからだろう。
店の中にはお客さんは誰も居なかった。


私の横で 田口君(仮名)は確かに
「かけの小っ!」と言った。
それを受けて 「わたしもっ!」っと叫んだ。
いや、間違いない。絶対だ!!


その後 田口君(仮名)はちくわの天ぷらを
私は玉子の天ぷらをトッピングに選び
会計場所に行くと さすが「すすきの」のうどん屋だ。
真っ黒なまつげと 真っ赤な唇のおばちゃんに

「304円です」と言われた。


先に会計を済ませていた 田口君(仮名)は
酔っ払って上機嫌で
「304円ですって・・・安いですねぇ〜」と
ウヒョウヒョしていた。


まぁ・・・しかし・・・
残念な事に 味は最低であった。
いくら酔っ払い相手とは言え あんまりなうどんであった。
食べながら よっぽど谷やん(仮名)が
茹でてくれた 千趣会の讃岐うどんの方が
100倍はうまいぞっと心の中で思っていた。



まぁ・・・しかし・・・
これもまた いい勉強だと思い
田口君(仮名)と正しく地下鉄で帰ったのだが。


++++++++++++++++++++++


さぁもう寝ようと 布団に入ってから気がついた。


讃岐うどんの小は「100円」だ。
玉子の天ぷらも 「100円」だ。


なのにどうして 「304円」なのか?


・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。


やられた。
酔っ払い乙女二人、まんまと騙された。

騙されてるとも知らずに

「ラーメンだと 600円とかするもんね〜」
「ほんとっほんとっ!安くて正解だよね〜」とか
のたまっていたのが こっぱずかしくて腹立たしい。


くっそ〜!!たかが100円なのだが
こんなにも 無性に腹立たしいのは
これで 「うまいうどん」だったのならまだしも
「非常にまずいうどん」だった事と

どうして文句を言えるその時に気がつかなくて

「あぁ〜今日の飲み会は本当に楽しかったぁ〜
さてさて、このいい気分のまま 寝ましょうかね」と
思っていた時に 思い出してしまうのか。


たかが100円なんだから
思い出さなければ こんなに腹が立って
寝れなくなる事もなかったのにと・・・と


気がついてしまった 自分が
一番腹立たしい。
ちくしょう。
Marizo


-



 

 

 

 

目次
過去  未来

 裏十夜