十夜一夜...Marizo

 

 

怪しい - 2003年08月04日(月)


帯広から 阿寒湖を経由し
屈斜路湖畔の和琴半島にて。


駐車場にファルコンを停め
国営のキャンプ場にするか
400円払って民間のキャンプ場にするか
はたまた民宿に泊まろうかと思案していたところ

「いいバイクだねぇ〜」と言って
近寄ってきた男性一人。

茶髪に 程よく日焼けした顔。
銀縁の眼鏡が ぱっと見インテリっぽく見えるが
全体的に 怪しい雰囲気。
年の頃は 40歳を少し超えたあたりか・・・・


駐車場の木陰に停めてある
小型のキャンピングカーが持ち物だと言う。
夏休みで旅行中かと思いきや
そのキャンピングカーで生活をしていて
去年は8ヶ月 生活したんだと 言い出した。


日本国中に 200人から300人ぐらい
そういう(つまり、キャンピングカー内で)生活を
している人がいると言う。
最近は シルバーが増えてきたと。

「あいつら年金もらって裕福だからな」の後に
「俺なんか年が若いから 風当たり強くてさ」ときたもんだ。



「ここでキャンプするなら晩御飯ごちそうするよ」という
ありがたい申し出を「虫が多いからキャンプはしない」と
丁寧にお断りしたが 翌日 野付半島でエビをとるから
良かったらおいでと言って
携帯アドレス付きの名刺をくれた。


名刺の肩書きは「二般人」
つまり一般人ではないと言う事を
強調したいのであろう。

自慢・・・・なのか?(笑)
かなり 怪しい人であった。


結局 屈斜路湖から 津別峠で
鹿と戯れながら 北見のビジホへ。


なんだかんだと 時間がかかってしまい
到着時間が遅くなった為に
晩御飯は ホテル内のレストランで
「晩酌セット・1580円」を食べていた時
聞くとはなしに 耳に入ってきた会話から
私の背中合わせの席にいた
夫婦、もしくは恋人同士だと思っていたカップルが
実は 観光バスの運転手さんとバスガイドだった事が
会話で判明した。

怪しい・・・・

詳しく調査する為に ジョッキのおかわりを
余儀なくされた。

いや かなり怪しい。
Marizo


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