カタルシス
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2007年06月29日(金)  黒いカードの中の結末を 

最終的に今日

「昨日の取締役会議で僕の辞任と退職が決定しました」

と上司さんからの最後報告がありました
初めの報を受けてキッチリ5日間の出来事でした

新会社の先行きが芳しくないのは私にも解っていたので 「会社の閉鎖」に関して驚くことは何もなかったのですが そこで上司さんが退職という図式は全く考えておらず さすがにビックリしました ビックリ過ぎて全然実感が湧きません 今日この期に及んでも尚 まるで他人事のようです

引き継いだ案件はたったの2件 その他は特別引き継がなくても何とかなるでしょう ということで 大きなクライアントのものだけの打ち合わせで終了でした その他の時間はずっと残務処理にかかっていて「できれば今日で最後にしたいから」とのこと 実際にはもう1・2日必要そうだったので 結局来週は少し顔を出すことになりそうだと言い出しましたが 気分は6月でお終いって感じ

昨日の取締役さんと もう一人女性取締役が同席した引継ぎの打ち合わせを 午後から始めて 夕方17時半頃に終了 そのあとご挨拶をしに・・・と親会社のある下の階へ降りて行ったら なんと社長がいなくなっていました

「ええ?帰っちゃったの?!」
女性取締役が呆れた声をあげます
当の上司さんはガッカリするのも疲れたといった体で肩を落とし 我々は苦笑いするしかありませんでした

10年来の 今一番の古株の 糟糠を食んだ時期をも共にしてきた 部下であり同志であった彼の 最後の日だというのに 何の挨拶もなく人知れず行方をくらますその真意は一体なんなのか

その場の誰からも大顰蹙かってましたわなぁ・・・
さすがにオトナ気ないんじゃないのかね社長サン(失望)

仕方ないので社長をのぞいた全社員で一堂に集まり 辞職の挨拶やら壮行の言葉を交し合って 最後に取締役さんらが用意してくれた餞別の品を進呈してお開きになりました

上の階に戻った上司さんは 冷蔵庫にあったシャンパンを見て「あ!そうだった」と内線で下の階の皆さんをお呼び出し 皆で最後の乾杯をするつもりで残しておいたもののようです

このシャンパン 新会社設立の折に 懇意にしている外注先からいただいたお祝いの品で 白とロゼで1セットになっていました シャンパーニュ産のスパークリングワインなので 正真正銘の"シャンパン"でございます
これを上司さんは「新規のお客さんが取れたらお祝いに飲みましょう!」と言って ずっと保存しておいたのですが その美酒が別れの盃になろうとは 2週間前までは思ってもみなかったことでしょう

階下から皆が上がってくるまでの間に 今までのいきさつを少し話し出した上司さん
「会社がダメそうだから閉鎖したい」と切り出したのは上司さん本人で 彼的には もう一度親会社で再雇用してもらえないだろうかと相談をもちかけたらしいのですが それを社長が「今の会社にあなたの居場所はありません」と突っぱねたのだとか
他の取締役さんたちも 新会社が立ち行かなくなっていたのは解っていたことだと思いますが 上司さんのことは平社員雇用になるにしても親会社に戻ってくるものとばかり思っていたようで この社長の対応には相当慌てたみたいです その三行半の後数日は必死の助命嘆願をしていたようでしたが 昨日の取締役会の中でとうとう最終決議が出てしまったのだとか

上司さんは子会社の代表取締役になるにあたり 親会社から籍を抜き 与えられた資本金500万円で事業を大きくしていかねばならないキビシイ状態だったので 活動をつづけても収入がなければ資本を食いつぶすだけ 多少の仕事をしてもその場決済ではないので月末まで未収入となるわけで 収入がなければ当然のことながら給料は貰えないのです
4・5月と給料がなかった上6月分は持ち出しが発生し +どころか−経営になっていたそうで これ以上はつづけられないのが現実でした

去年までは親会社の方の取締役だったので 年収が結構高額になっている上司さん 今年はその税金まで取られるので まさに二進も三進もいかない状態のところに「再雇用拒否」をされ 一度は「そこを何とか・・・」と頼み込んでみたそうですが「今までの半分の年収だったら雇ってやってもいい」みたいなことを言われたそうです・・・
額面的にも生活が成り立たない額であったし それ以上に「そんなものの言われようをしたことがショックで愕然とした」とこぼしていました

「今まで何度もケンカしてきたけど いつの間にそこまで嫌われちゃってたんだろうなぁ・・・」
不当解雇に近い状況ですが 彼に憤慨の色はなく 虚しさばかりが漂っているようでした 何というかこう どう言葉をかけていいやら解らぬ状態ですよね(困惑) 私みたいな下っ端に見え透いた慰めを言われたって嬉しいどころか不快になりかねないし 正直私は新会社設立のときも移籍ではなく出向を選んだ保身の人間ですかして・・・ いや だって 手続き面倒だって言われたし新会社が軌道に乗ってからでも良いと思ったんですよー!(言い訳か)

「○○さんと△△さんは自分の給料を削って僕に回してもいいから再雇用して欲しいって嘆願してくれたんだって ・・・有り難いよね本当」

そうこうしているうちに下から皆さんが上がって来てくださったので 仕切り直しの宴スタートです ちなみにこの段階で18時を過ぎています 行くはずだったライブは渋谷で19時開演・・・

まぁ 薄々諦め入ってましたけどねエエ
欲なんか出さないで一昨日チケットを友人に渡しておけば良かったですよ!!orz

シャンパンの乾杯で始まったプチ送別会は20時頃までつづきました もう無理です!ライブのことは忘れます!ここまできたらトコトンまで付き合ってやらぁ!泣

別れの盃の後片付けをしていたら案の定「ゴハン食べて帰りましょう」と上司さんに誘われたので「行きましょう!」とこっちも吹っ切れた対応
「○○さんまだいるかな?」と内線で取締役さんにも声をかけたら 即行OKが出たみたいで「じゃあ3人で〆の会だ!」とテンションを上げ(ようとし)ている上司さん
取締役さんは2夜連続で酒宴に付き合わされて大丈夫かな?(飲めないのに)何だか目が真っ赤になってて心配にもなったんですが 本人が来たいといってるのだから大丈夫なんだろうと身支度を整えていたら 近くで上司さんが

「昨日の取締役会で○○さんね 泣いてくれたんですよ」と言い出した

○○さんて30代半ばの男性ですよ 昨日社長と一緒に遅くまで素面でお付き合いくださった方です 取締役会の直後に我々と食事に出かけたので 上司さんの話を加味すると 人前で男泣きしたすぐあとだったことになります

「僕の退職が決定した瞬間に ブワ!っと涙流してさ 鼻提灯まで膨らませて"申し訳ない!"って謝ってくれたんですよ 感動したよね〜・・・」
「・・・じゃあ 今日目が真っ赤なのって」
「多分あの所為だろうね(苦笑)」

スゲェなぁあの人・・・ ハートも熱い人なんだ
完璧の上に完璧が重なっておりますがな 上司さんなき後 私は彼直属の部下になることになっているので ちょっと冷や汗が出てきましたヨ? 感動的な話を聞いているのに この危機感は一体なんなのかしら(汗)

そんな熱い○○さんと3人で 今日も古巣の四ツ谷界隈へ出向きました それでも荒木町には行かず 広島風お好み焼きの店に入店 ここも私は以前に連れて来てもらっていて 生まれて初めて"広島風"のお好み焼きを食べた 思い出の店になっています そのときは上司さんと2人でしたが 今夜は3人です

「ちょっと変わってるけど解ってくれば面白い人だから」と私に"辞めないでね"的なニュアンスの話をしていた当時とは真逆のシチュエーション 何なんでしょうね昨日から デジャヴューになっていない既視感覚

この会合?はお好み焼き屋から駅前の居酒屋に場所替えをしてつづき 日付が変わったくらいで取締役さんがおネムな気配を見せたので お住まいも遠いことだし奥さんお子さんもいらっしゃる方なので お先にドウゾとお見送りしました そこから2人で店に居つづけて 話を聞きつづけること3時間 明けない夜はソーロング

アタクシ翌日9:20に新宿待ち合わせで映画だったので そろそろ帰らせてもらわないと一睡もできない状態で臨むことになってしまいます 言い出しにくかったですが そのままその通り伝えてお開きにしてもらいました(苦笑)
うやむやにしてると押し切られるのでね ハッキリ言った方がゴタゴタしないから手っ取り早いんです そもそも向こうはすっかり酔っ払いでしたし(^^;)

四ツ谷の駅前からタクシーに相乗りして 先に私の家を回ってもらって 帰宅したら4時ちょい過ぎでした
今から着替えやら化粧落としやら入浴やらしていたら寝る間がなくなるな・・・と思い 入浴は明日の目覚ましに兼用にするとして 化粧落としと肌ケアだけしてとっとと就寝! 明日は色々持って行かなくちゃいけないブツがあるので 忘れ物しないように気をつけねば・・・ZZZ
 

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