カタルシス
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2007年04月11日(水)  こころの湯 

雨でした が 家に食料がなくなっていたので 荷物になるけど仕方なく買い出しをして 両手に野菜や精肉品をぶら下げ 更に傘をさして黙々と徒歩で自宅を目指します

我々の住まいは 洒落っけのひとつもない集合団地の一室なんですが 道が狭くて一通ギリギリだったり速度制限が20とか30とかが当たり前の一角になっています それでも出入りする自動車が必ずしもルールを守るとは限らないので いくら歩行者優先とはいっても無茶な動きはできません 特に今日みたいな雨の日は視界が悪いし 両手に荷物だったりすると反射神経も鈍るというわけで 普段にも増して車の動向に注意しながら歩いておったんですが

とある横断歩道の前で左右両方から車が来たので 無理に渡らず手前で大人しく立ち止まったんですな 団地内によくある数歩で渡り切れてしまうような短い横断歩道なんですが 短いだけに信号がないのですよ

道幅も広くないので 一方の車が気を利かせて横断歩道の手前で一時停止し すれ違う車に道を譲っていたんですが 譲られた方の車は速度を落とすわけでもなく 私の目の前をザーっと過ぎて行きました その際水たまりが跳ねて危うく泥水をかぶるところでしたが 水たまりにも警戒して立っていたのでかろうじて実害はなし でもちょっとムカつきましたわな

で そのままもう一台が過ぎるのを待つつもりだったのに 動く気配がないので「?」と顔をあげたら パパッとパッシングされました


…ああ!「どうぞ」ってことか


気づいて慌てて足を踏み出し 車の前を過ぎる際にペコリと一礼 道を渡りきって振り返ったら もう車は行き過ぎていました

待ってくれていた車の後ろには さっきの無礼な車に道を譲っている間に数台後続がたまっていて もしあの車が先を譲ってくれなければ 私はその数台が行き過ぎるまで雨の中荷物ぶら下げて待ちぼうけだったわけです

何やら気持ちが癒された瞬間でした

ああいうのは ルールだなんだって以前に 個人の人柄の問題なんだろうなぁと思いますよ 泥水跳ね返す奴はどこいっても同じ事するんだろうし 道を譲るために車を止める人は誰に対してでも同じようにしてるんでしょう
どうせなるなら 後者のような余裕ある人間になりたいもんです



…まぁ それにはまず 食料を完全に切らす前にコンスタントな買い出しができる余裕を得ようよ自分 という話
 

『こころの湯』1999年/中国

 


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