カタルシス
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2006年05月01日(月)  夢をみることは 朝を待つこと 

下北沢 Dasiy Bar にて ライブハウス企画のアコースティックソロイベント『風前の灯火』開催

4人の出演者のうち 1人が豪さん(from.グルタミン)1人がスーさん(from.POWDER)1人が春山さん(from.Bahaha Orchestra)と 3人もごひいきさんが揃った個人的にオイシイ面子 しかも トップバッターが4人目の山口詳五さんだったので 「早退しないで済む!」と思って 申し訳ないですが正直助かりました!

出順は2番が豪さんで その後スーさん春山さんと続くってことを 前回のグルタミンのときに既に聞いていたので そのつもりで豪さん合わせで下北入り 駅に着いて誰か来てるかな?とメールしようとしてたところに 腕を引っ張られ 驚いて振り向いたらレストランギャングの太郎さんが「お疲れ様っす!」と声をかけて来てくれました そのままライブハウスまでご一緒
「何かもう文屋さんたち飲んじゃってるみたいだよ」
「ええーマジっすか?!」
「祐樹くん大丈夫かねぇ・・・」
「やっぱソコですよねぇ・・・」
豪さんは飲んでもあんまり歌に影響を感じない(MCには感じるけど)し 春山さんは基本的に飲まない人なので わざわざ今飲んだりはしてないでしょう とすりゃ一番心配なのは自動的に1人に絞られるって寸法

会場前に着いたらナオさん(元ハリマオG.和泉さん奥様)とかしゃいんさんがいて 太郎さんと彼女らは一足先に場内へ 私はまだ時間があったので これから来ると連絡をくれた友人たちを待ってから中に入ることにしました

それにしても 誰でチケット買おうかなぁ・・・

予約はしてなかったので 窓口で臨機応変に何とでもできるんですが 豪さんと春山さんで悩んでました スーさんと春山さんは客層がかぶっているから数が割れちゃってるんじゃないかしら?とか 豪さん身内ばっかになっちゃってるんじゃないの?とか 余計なお世話っぽいことをぐるぐると思案
到着した友人たちに尋ねてみたら 1人は春山さんで予約してもう1人は豪さんで予約したと言っているので 更に考え込み・・・ 結局友人2人の順番を先にしてチケットを買ってもらって 名簿の様子で決めることにしました 
結果 春山さんの名簿には結構人数が入っていたので 「文屋豪で」とチケットを購入
さっき入口の前でナオさんが言っていた「祐樹と春やんは身内外からも人が来そうだから結構人数はいるんじゃない?」というのが まさにドンピシャリだったみたいです さすが読みが深い!

時間ギリギリに入ったつもりでしたが まだ1番手の山口さんが演奏の真っ最中 席はほとんど埋まっていて後ろの方はキュウキュウになっていたので 隙間を掻き分けて奥まで進み 手にしていた上着だけ壁際の椅子に置いてまずはお手洗いへ スッキリ身軽になったところで戻って来たら 上着を置いた隣の椅子に春山さんが座っていたので 上着だけ「ごめんごめん・・・」と引き上げてその場を離れ 柱の陰まで戻ってみましたが 聞いていたらなかなか切ない技術と申しますか・・・ あまり本腰入れて聞くには辛い系統の音楽だったので 自分の中で大苦笑 演奏者側から見えない位置に立ち柱に背を預けてフルフルしていたら さっき春山さんが座っていた壁際の椅子に腰掛けた友人が引っ張ってくれて 空いていた隣の椅子に座らせてくれました
ちょっと一息つけた でもまだ演奏は終わらない ・・・一体どれだけ押してたんでしょうか(汗)

山口さんの演奏が終わったので席移動 座れませんでしたが録音セットはテーブルに置かせてもらえました 今夜も練習用にデジカメ持参で参戦なので なるべく多い枚数を撮らなければ!と意気込み一発

で 豪ソロ
豪さんのソロを聴くのは初めてじゃないですが 聴くたびにバンドと全然違うよなーと痛感します 良い悪いとかはぶっちゃけ解りません でも 聞こうと思って聞けば歌詞は聞き取れるし 酔っていても手抜きな感じはしないので嫌ではありません 厳密には飲んでも欲しくないけど 声や演奏に影響しないのならまぁ 客の立場で口出しするこっちゃありやせん
新曲演ってました また詞がニクかったぞコンチキショウ ソロの曲もサイトに歌詞UPされるでしょうか? ソワソワ・・・

続いてスーソロ
前のテーブルに壁際から椅子を持ち込んで強制的に着席 なければ作る それが席!(無理やりな・・・)
散々飲んでいると聞かされていたので ごっつい心配してたんですが 思いの外・・・ というか シラフの時でもここまで良くない日あるよ?ってくらいちゃんと歌えていたので 少し驚きました 順番が来るまで外行っちゃってたと聞いたたらしく「また飲んでるのかな?」と太郎さんは言ってましたが 案外酔い覚ましに出ていたんじゃないかしら と思えるくらいの安定感でした いや 酔ってるときってもっとずっと 顕著にヒドいからさ!
ちょっと見直したよスーさん いや すごく見直した!!(髪型変だったけど!)

最後 春ソロ
何となく落ちつきがない様子 あれ?珍しいなぁ?と思っていたら 弦を切った
…心なしか 本調子じゃない感じ だよねぇ
セットリストもあまり変わり映えがなく 準備する時間がなかったのかなぁと単純に思いました ホラここ2回は久しぶりの曲を1曲は発掘して来てくれてたからさ 今回も何か掘り出して来たかしら と期待してる部分があったので 最後まで何もなかったのはちょっと残念な気がしました
その代わりと言ってはナンですがMCが面白かったよ(笑) そんなトコ褒められても本人嬉しかないんでしょうけれども 特に映画の話にはうっかりウケてしまいました
「豪ちゃんに紹介してもらったんだよ 『2001年宇宙の旅』 アレだよ キュー…(黙)」

その「キュー・・・」は
キューブリックと言いたかったんですよね?春山先生! スタンリー・キューブリック(映画監督)

私の隣にいた映画マニアな友人は 一生懸命小声で「キューブリック!」と言ってくれてましたが 残念ながら彼の耳には届かなかったようで(苦笑)
あとは“切り札”の話もね 滅多しない系の話だった気がしますが それは私が知らないだけのことだったんでしょうかね

春山さんがトリだったので 終演後アンコールのつもりで拍手→手拍子をつづけていたら スタンドマイクが1台追加され 思わず「ドキッ」とする この面子だからって敢えて期待はしないで臨んでいましたが ここまでされたらちょっと夢見ちゃうヨネ?
思わず後ろの友人を振り向いたら 向こうもこっちに顔を寄せて来ていて 耳元でボソリと
「SB?」
うきゃ!やっぱり君もそう思う?!

弦を切ってしまった春山さんは 臨時でスーさんのギターを借りてつづきを演っていましたが アンコールで出てきたときもまだスーギターを抱えていて 遅れて出てきたスーさんは豪さんのオベーションを肩にかけての登場でした

??? 春山さんのギターが復活しなかったのは仕方ないにしても スーさんは自分のギター使ったらエエんちゃうのん?

普通は誰もがそう思うと思うお?(^^;)

大方の予想を裏切らず やはりECはスプリングベルでした♪
いつだかも同じことを言ってましたが 当日楽屋入りしてから「今日SBやるから」と告げられたらしいです それでソロのときはECのことが気になって気になって ずっとソワソワしていたんだそう なるほど それであんなに落ちつかない感じだったのかー と妙に納得

いや待て

納得の前に そもそもどうして当日いきなり話を持ちかけるのか それも今回が初めてではないのが引っかかるといや 引っかかる スーさんもしかして 春山さん焦らせて楽しんでない? だって十中八九ワザとでしょ
でも本当にいかがなものかと思うのは 毎回毎回してやられているのに その度素で慌てている風な春山さんの方なのではなかろうかと…
もうこれは2人の中における「予定調和」ってヤツなんでしょうか いや 面白いからいいんですけどね 毎回いっぱいいっぱいになってる春山さんが ちょっと気の毒なような オモロ可愛いような(いいんじゃん!)

そんな訳で3回目くらいの突然復活スプリングベル 一応春山さんがトリだったので春曲の『夢をみること』 これは以前スーさんがソロの時に「友達の曲」って言ってカバーしてたから 演りやすいってことで選んだんじゃないかと勘ぐりぐり 正直もっと違う曲も聴きたかったな〜と思っていたら 曲の終わりで例のあのテーマをジャンガラジャンガラかき鳴らし始めたスーさんが イスから腰を上げて立ち上がった

わーわーッ!『スプリングベル 荒野のテーマ』だ!! 
BELLさん復活!Mr.BELL!!


本体の歌自体は大人しく聴いていた客席が このテーマで一気に湧いた気がしたのは 私の錯覚ではないハズです つか 私自身が 湧きました!

うわ〜〜〜〜ん やっぱり好きだようスプリングベル!
もう1回ちゃんとした“彼ら”に逢いたいよう!

スーツ着て 帽子かぶって グラサンかけて アコギ2本でここまでできるんだぞ!って 沢山の曲を披露して 最初と最後をテーマできちっと引き締めたら 今でもきっと同じ土俵に上がれる人はいないと思うのに

もったいねー もったいねー あそこまでキャラを作り込んで 自らを演出して パフォーマンスと音楽を両立させていた『スプリングベル』という作品を なんで封印しちゃったんだろう しなきゃいけなくなっちゃったんだろう

バンドだったら結構いるんだよ作り込み系
癒し系ややさぐれ系だったらいるんだよアコースティック
そのどっちでもあってどっちでもなかった エアースポットにパチっと小気味よくハマっていた最高のピースだと 思ってたんだけどなぁ〜…

一気にスゴく湧いた分 終わってからの急激な萎みが切なかった 自分
気分の浮き沈みは精神に堪えます・。

この微妙なテンションの中 再び浮けるネタをGET スーさんがMCで言っていた「友達の結婚式」が引っかかっていたので ストレートに「誰の結婚式なの?」と豪さんに訊いてみたところ「こいつ」と目の前の人を指さされ 予想の2番目が当たったことに内心フィーバー☆

きゃっほい! 夢立さんおめでと〜う♪

すぐにもう1人の主役も掴まえて「聞きましたよ!おめでとうございまっすv」と祝辞を述べたら 慌てたように「あ!ごめんね!隠してたわけじゃないんだよー!自分から言い出すのがテレくさくて〜」と謝られて逆に恐縮したってばさ おめでたいのに謝ることないしー いや「オメデトウ」が間に合って良かったヨ♪ 式は明後日だって!GWの初っ端だって!お天気いいらしいし きっと素敵な式になるんだろうなv そして彼女はきっと綺麗よ可愛いよ 一生懸命写真ねだってみたけれど 「テレくさくて〜」って流されちゃうかも知れないな(^^;) いやでも 頑張ってねだりつづけよう ナンなら旦那様を攻撃するか(その方が確実そう)ニヤリ☆

気分が浮上したので 帰り際春山さんとスーさんにちゃんとご挨拶して帰りました 春山さん握手してくれたよ すっごい汗かいてて可笑しくなっちゃったけど(笑) スーさんはお友達と話してる最中のところを申し訳ないけどカッティング(帰りたかったので)今日の演奏がとても良かったことを褒めて来ました 反応鈍かったから「言っちゃなんだけど前回と雲泥の差!」と言ったら「あれはちょっとトラブルがあって…」と言い訳を始めそうだったので「そんなん知らない!客として前回も今回もお金払ってスーさんの歌聴きに来ただけの私にはそんな裏事情など関係ない 前回はダメで今回が良かったってこと それだけ!」とたたみかけてしましました 隣にいたお友達に笑われましたよ「辛辣だな〜」だって

そりゃ辛辣にもなりますよ 本気の「好き」だもん ダメになったらガッカリだもん 言い訳が聞きたい訳じゃない 悪かったときは無視もするけど 良かったときはちゃんと褒めてあげなくちゃって思っていたから 実行したまでのこと 人一倍ヘコみ屋だってこと解ってるからさ 褒めて伸ばす作戦デスヨ 彼にはそんなママンが大勢いるのです(笑)

今日から発売の「POWDER解散ライブ前売チケット」を愛知組の分まで買い占めて退散
お腹が空いたので すっかり行きつけになってしまった中華屋さんで五目ソバを食べる 友人と2人話し込んでいたら危うく終電を逃す時刻になってしまいお互い慌てて帰路につく どうにか無事帰り着けて ヨカッタ ヨカッタ-з
 

『夢をみること』スプリングベル/春山レイ

 


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