カタルシス
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『黒猫・白猫』を鑑賞 ⇒●IMDb
年末年始見るモノがないと思って ずっと借りたくて借りられなかった作品をようやっと借りてきました とはいえ、借りたのは1/2だったので9日には返さなくちゃイケン TVはやっぱり見てなかったのになんだって今まで見ずにおいたのか(苦笑)
昨年劇場で観てかなりヒットだった『ライフ・イズ・ミラクル』のエミール・クストリッツァ監督が手がけている作品です 今回監督のみで脚本は違う人みたいですが これの他にもう1本『アンダー・グラウンド』ってのも借りて来てまして こちらも同じ監督さんだったりします 脚本もやってます。これは劇場公開のとき気になってたんですよねー その頃は監督や脚本のことなんてちっとも考えちゃいませんでしたが
【あらすじ】 ドナウ川のほとりに暮らすジプシー一族に起こる若者の恋愛や石油列車強奪計画といったエピソードを、陽気にストレートに描いたコメディ。ジプシーのマトゥコは、自称ダマしの天才。ある日、彼はロシアの密輸船から石油を買うが、見事に騙されて大金を失う。金に困ったマトゥコは、息子のザーレとともに、“ゴッドファーザー”グルガに石油列車強奪の計画を持ちかけ資金援助を乞うが……。(allcinema ONLINEより)
えーっと ↑の説明はホンのさわりでしかありません 実際はもっと色んなことが色んなところで連続発生しております もう物語のテーマとか何だとかは「あ、どうでもいいんだな」ということが途中で解ってきます テンポの良さと陽気な世界感と そのすぐ裏っ側に貼り付くシニカルな現実 全体を通しての作風は確かに『ライフ・イズ・ミラクル』に通ずるものがありました
が
いかんせん根底にあるものが この上なく重々しい存在感の「紛争」であった『ライフ〜』と違って 世界自体は平和な背景なので 登場人物達が必死になって立ち回ってもドタバタコメディにしか見えないのが惜しいところ それでも これがあっての『ライフ〜』と思えば妙に納得のいく展開でもあった訳で まさに「人に歴史アリ」を感じた130分でした
誰が主人公なんだかもハッキリしてなかったような… 中心になっているのはマトゥコ&ザーレ父子ですが 周囲の人々のインパクトがかなり強い 殺しも死もやたら淡々と描かれている上 滑稽な扱いをされています お国柄なんですか?ドナウ川のほとりってことはユーゴ セルビア ルーマニアら辺でしょうか 冬はマイナス20度とかになるのに夏は40度にもなるらしいス
今回はその暑〜い夏のお話でしたが 大きなお屋敷の中では暖炉に火がともっていたりしてて気候が若干混乱しました 絶対暑い季節の話なのに 何だったんだあの描写は?(汗)
使用言語は「セルビア語・ロマニ語」 ロマニ語ってなんだ?と思ったらジプシーたちが使う方言みたいな言語だそうです ジプシー語とも言ったりするんだって どっちがどっちだか聞いててもサッパリ解りませんでしたが 時々英語が混じっていたのは世界共通の現象なんですかね
男は嫁をとって一人前、女は嫁にいくのが孝行で 一族にやもめや行き遅れがいようもんなら家長は気が気じゃない様子 その辺は明らかに文化が違うんだと思いますが ちょっと昔に戻れば日本も同じ様なもんだったので まだ理解の範疇 それより 結婚式に3日をかけたり 弔事があったら20日間は喪に服すのが当たり前という気風が 現代(だよね?)にもハッキリ息づいているところが面白く感じました 詐欺だ 強盗だ マフィアだなんだ どんなクセの強い人間でも 善人悪人共通に守っている慣習だというのがコミカルです
話が四方八方に展開するので 全てを説明はできませんが 切実な現実をそれぞれが陽気に前向きに生きているという部分においては 清々しいほどスジの通った作品だったと思います 鬱屈としたところがない というのがスゴイ そして 最終的には大団円 つか ちょっとやり過ぎなくらいのハッピーエンドです 最後の方はもう「マンガだ!マンガ!」と思って笑うしかなかったです(^^;)
次に控える『アンダーグラウンド』はまたぞろ戦争背景です 脚本もクストリッツァ監督が関ずらわっているので 制作年は古くなりますが期待度高かったり♪9日までには見なくては!ぬん
『猫は知っていた』1958年/日本
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昨日のリベンジで再絵チャ開催 昨晩「明日またやりましょう」「うかがいます!」とやり取りした手前 お邪魔しなければ失礼だろう?!という使命感に燃えて 足を踏み入れたわけですが 今回は主催の方が事前に告知していた所為もあり賑やかしい人数で何となくホッとしました このまま大勢の中に埋もれてしまいえばいい(端から逃げ腰) それでも入れ替わり出変わりが繰り返されていく中で 「絵を描け」と言われ始めたので 頃合を見計らって逃げ出して来てしまいました・・・
いや だって無理だから あんな中で絵描くなんて
他の人が白紙からイラストを描きあげていく様子を見ていられるのは非常に興味深いし楽しいんですが 描けといわれると俄然当惑してしまうわけでして 描いてるところを見たい欲求と 描いているところを見られたくない欲求とでは 「見られなくない」が勝ってしまう卑屈なアタシ
実は絵チャットには滅多なことじゃ入らない方向で今まできています 理由は上記のとおりです どうも私は「絵描き」の部類に認識してもらっているみたいなので 「絵が描けるのに描かない」のは場を盛り下げるしノリが悪いなーと思われるじゃん 私だったらきっとそう思うしさ なので そう思われるくらいならいっそ 絵チャには参加しないとか思ってしまうわけさ ハーイまたまた後ろ向きねドーン!
そんな訳で 今夜の絵チャットも逃げるように退散して来てしまって 申し訳なかったな〜と やっぱり僕には向かない世界なのかもです・。よよよ
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