カタルシス
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2005年04月03日(日)  てんとう虫のサンバ 

予報では雨とかいってましたが 何をかいわんやド晴天 いやまぁ新たな門出に目出度いこってすな

そんな訳で本日は友人の結婚式&披露宴の当日でございました
式&宴といっても式場ではなくて レストランを借り切って 親族友人もかなり厳選した人数で催す手作り感あふれた可愛らしいお式でした

新宿の奥 文化センターを通り過ぎて数歩行ったような場所に こぢんまりとしたイタリアンのお店がございまして 地階の入口に下る階段の前に据えられた案内黒板に「本日結婚式のため貸切」と書かれていから発見できた というくらいの 隠れ家的レストランです

ガラス張りの入口をくぐって受付に向かえば 受付嬢に見知った顔が2つ お互い妙にニヤついた笑顔で上っ面な挨拶を交わすのでした

ちなみに今回新郎新婦の両方ともが友人です ついでに言うなら「歴史好き」つながりです 受付の2人もそうですが 厳選された親族や学友に混じって我々がこれだけ加わっているのは驚きだと思います(笑)受付でくばられたプログラム?(これも可愛いオリジナル!友人のデザイナーさんに頼んで作ってもらったそう)で席順を確認したら「新郎○○」「新婦○○」と細かく冠詞を分けて明記してありました
例えば「〜親族」「〜幼馴染」「〜高校友人」「〜大学友人」「〜チェコ語友人」
って書かれてるわけ それで自分達が何と表記されているのか見てみたら

「新郎新婦友人」でした

ほかの人たちは一目瞭然で何つながりか解るのに 私らどこのどいつだかサッパリ解らんようになっとるよ!(笑) なのに唯一両人ともの友人で おまけに一番人数が多いでやんの でもテーブルは一番奥の端っこ
嬉しいような そうでないような 微妙な具合で席に着くことに…

うそ

ナチュラルにウケました 普通に可笑しかったです(笑)
考えてみたら彼ら2人の出会いがこの中だったわけで 実際何もしちゃいませんが このコミュニティーの一員として一役かったことにしてもらってるのかも知れません
ざっと見50〜60人って招待客のうち10人が我々の仲間ってのは スゴイ比率だと思いました ありがとね〜お2人さ〜ん

当初 新婦の親戚筋にあたる「神父」さんによって神前の誓いを立てると聞いていたのですが 現われたのは水干姿の「神主」さん

?! “神前”って 日 本 の 神 様 で す か い !

新郎は燕尾服の三つ揃え(全て自前 というか ついさっきまで袴姿だったのに←普段着/笑)新婦はこの日のためにオーダーメイドした純白のドレス(『ロード・オブ・ザ・リング』に出てくるガラドリエル様みたいなデザイン!)に銀のティアラ といういでたちです
イタリアンレストランの中に臨時の神棚がこさえられて 不思議〜な雰囲気でした

そんな空気も何のその 新婦の叔父にあたるというその神主さん 喋ること喋ること(笑)面白いおじさんでした こういう式って退屈しそうなもんですが 全然そんな風にならずに済んで良かったです

三々九度 in イタリアン
神様召喚の詔 in イタリアン
夫婦の誓い in イタリアン
神様送りの詔 in イタリアン

で 滞りなく式はコンプリート☆
既にもう何式なんだか訳わからなくなってます(笑)

新婦が大のチェコ好きということで このご夫婦秋口くらいには2人揃ってチェコへ留学しなさるご予定です 何でも結婚の条件が「チェコへ行く」だったそうですから(苦笑) 旅行じゃないよ 何年か向こうで暮らしてチェコビールの製法とか習ってくるつもりらしいです 当然新郎は仕事をやめて事前学習にも勤しまねばならぬわけで

ああ 頑張ったね○○くん!! 一時期こじれて婚約破棄になっちゃったことを思えば脱サラくらい苦じゃないってか

まさに人生は 波 乱 万 丈

普段着が和装の彼なので チェコ仕様の着物を物色中だとかいう話は また今度いたしましょう(笑)

そんなベースを念頭に置きつつ ケーキカット用に運ばれてきたオリジナルケーキを見やれば チェコの国旗をかたどった三色ケーキなわけですよ(笑) やってるやってる!(実はドレスとかもチェコ式でくるかと思ってた)
赤の部分には苺を 青の部分にはブルーベリーが敷き詰めてありました 頑張って写真撮ろうとしたけど とにかく一番端のテーブルだったもんでかなりキツイものがありました(苦笑) 今日集まってる中じゃ一番頻繁に会ってる面々ですから 他の方々を優先されても何も文句は言えません というか言う気もないしねぇみんな(笑)端なのをいいことに 結構勝手なお喋りし放題でした

初めての共同作業(初めてじゃないけど/笑)が終了し 次なるはいよいよお食事の時間でございます♪

メネウは以下の通り

●自家製スモークサーモンのタルタル
●大山地鶏のフリットヴィネガー風味をトマトソースで
●イタリア プーリア地方のパスタ“ピッキャチッリ”を岩手産白金豚の煮込みソース
●本日の鮮魚のパンチェッタ巻きソテー パンのクロスタ アサリのレモンソース
●那須和牛のタリアータ バルサミコ酢とハチミツのソースで
●アマレット風味のチョコレートプリン“ボネ”
●自家製パンとカフェ

という内容でございました

肉料理が多くて驚きました 無論一皿一皿は上品な量で運ばれてくるので 食べきれないってことは全然ありませんでしたけどね

最後に運ばれてきたデザートは 先ほど新郎新婦がナイフを入れた あのチェコ国旗ケーキで 我々のテーブルには「赤の部分」つまり苺の乗ったピースが配られました

我々を優先してくれていたらしく 苺がなくなったら「青」のブルーベリー敷き詰め 徐々にブルーベリーの面積が少なくなっていって後半はホイップクリームのみの「白」という順にトッピングが寂しくなっていってました

一番隅にかたまって 新郎新婦との会話は他のご友人方に譲っていたので 気を遣ってくれたのかも知れません(笑) ありがとう夫妻!苺美味でした!!

閉会後 夕方から場所を変えての二次会がありましたが 飯田橋だったので「遠いな〜…」と単純に思ってフケ そしたら一番人数の多かった我々「新郎新婦友人」の10人は 誰一人として二次会に参加表明をしなかったようでした いいんか?そんな付き合いで(笑)
でもぶっちゃけ自分ら微妙な立場の友人だしさ 他の参列者に比べたら頻繁に彼らと会っているし これからだって割と簡単に会えたりできそうなので 日を改めてこの面子にもうちょっと色つけた宴でも開いてさ 2人の門出をもっかいお祝いするのも良いんじゃない?と みんながみんな思っていたみたいで 誰とはなしに挙がったその意見は満場一致で可決されたのでした

何枚か新郎新婦と並んで写真を撮って 受付やクロークの係だった友人の手伝いをしてから 仲間内揃ってレストランを後にしました

このまま帰るのもナンだねって話になったので どこかで軽く茶でも飲んで行くか と思ったものの この人数でこの時間(3時半くらい)って 揃って入れる喫茶店なんざ新宿にありゃしません そんな状況からとある人から出た「カラオケ行きますか?」の意見に全員が賛同 靖国通り沿いの大手カラオケ店にゾロゾロと入店し 歌も歌わず1時間ダベって帰って来ました

せっかくなので歌わないカラオケ機に 誕生日や携帯の末尾番号などを入力し闇カラBGMにして遊んでました
年齢バラバラな集まりなので 古い曲にウケる班と?マーク飛ばす班に見事に分かれてしまい やや失笑

そういえば ご祝儀の一部にしようと思って持っていた“伊藤博文”の千円札(ピン札)が余ったので「等価交換受け付けるよ〜」と言ったら即行でハケました そのうちの1枚を引き取ってくれた子がこの春の新卒さんだったんですが

「初めて見ました〜〜〜〜〜 うわ〜伊藤だ〜v」←幕末つながりの集まりですから

と喜声を上げていたので 私と他数名は笑顔で固まり(苦笑)
そ そうか 見るのも初めてですか… 私多分使ったことありますよ 博文(苦笑)

カラオケや旧紙幣で感じた リアルなジェネレーションギャップでした
 
【この日の写真いろいろ】※待機中
 

『てんとう虫のサンバ』チェリッシュ

 


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