カタルシス
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2004年12月31日(金)  ネバーエンディング・ストーリー 

朝7:30地元の駅に到着 寒い… ごっつ寒い めっちゃ寒い!!
ガチガチしながら自宅に戻り寝ようとするも あまりの寒さに身が縮み 布団よりもまず風呂に入る 即席で温まってから愛しの布団へダイビング! グー! ぐー…
ZZZZ( ̄д ̄)〜* 泥眠

9時を少し過ぎた頃 昨日自分発送しておいたペリカン便が到着 どろどろのまま判を押して荷物を受け取る その後は午前中一杯どろに徹した

昼を目処に起きだして人らしい活動を始めたら 本家から電話で「お菓子焼いたからお茶に来ませんか」との誘いを受ける 半寝状態だった妹にも声をかけ 歩いて数分 隣町に住む父母弟の家を訪ねようと外を見たら

しんしんと雪が降り始め…

・・・どおりで寒い訳だわ (((震)))

完全防備の上カサを手に 徒歩にて本家訪問
待っていたのはロールケーキ 母の作るスポンジはしっとりモチモチ系 シフォンも彼女のレシピで作ると全然パサつきがないので 外の店でシフォンを食べようとか思わない そのくらい歴然の差ってもんを感じるわけだ

菓子ばかりではなく あらゆる料理の大半が 母の得意分野 昔から父は外で飲むより家の肴でひっかるのが常であったし 弟も彼女や友人を招いては母の料理や珍しい食べ物を振舞っている 当の母もそんな現状に悪い気がしていないらしく 持ち前の肝っ玉キャラで威勢よく対応してくれるのだった

本家に着くと母の姿はなく 弟が我々の到着を見計らってお茶を入れてくれていた テーブルには生クリームのついた皿が1枚放置されていたので 適当に片して食卓を整える シンク台には出かける前に母が切り分けて行ったらしきロールケーキが くるくる巻いたうずの中央に真っ赤な苺をみずみずしく巻き込んで 3皿きちんと用意されていた

万全の体制でティータイム 先ほど降り始めたばかりの雪は いつの間にか音も立てずにはらはらと 窓の外の景色をさえぎる勢いで降りしきっている 一昨日の水っぽい雪とは質の違うパウダースノー 踏みしめればキュ!っとでも音を立てるのだろう

1杯目のお茶を飲み干し ケーキも平らげ 2杯目のカップに口元を寄せた頃 雪まみれの母が慌しく帰ってきた
日頃お世話になっている某所へ年末の挨拶がてらロールケーキを配っていたらしい 雪の勢いが予想を超していたので 車で出かけた帰り道に難儀していたようだ オマケに傘なしでいたらしく肩や頭の上には雪がしっかり乗っている
かさ地蔵じゃあるまいに…(苦笑)

「ケーキ美味しかったよー」
と声をかけると 表情を崩しウンウンと頷く仕草 そしてシンクに目をやり テーブルに目をやり 放った台詞は

「私の分は?!」

…ええ?(汗)

「ちゃんと人数分あったでしょ?みんな人にあげちゃうからキッチリ4人分しか残しておかなかったのよ 次のために味見する用だったのに〜」

「と言われましても 私たち来た時は3つしかなかったし…」

…うんにゃ 待てよ?

何かテーブルにカラになった皿があったよーな?
ちょびっと生クリームくっついてたよーな?
もしかして アレが4つ目のケーキ… の残骸??

「○○○ーッ!!!」



弟の名が 雪降る空を突き抜けた



年が明けるまであと12時間を切ったという
年の瀬もいい頃合の出来事である




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一旦自宅に戻った我々は色々溜め込んだ年末の雑事をコソコソとこなし 夜になって父が仕事を終えて戻る頃めがけて再び本家へ

毎年私の年越しは極端で ライブやイベントではっちゃけるか まったり本家で過ごすかのどちらかだ
友人や彼氏と夜通し出かけて初日の出!だとか初詣!なんてことは 機会があってもした試しがないし そもそも年末年始に出かけるなんて基本的にナンセンスだと思う派である GWも然り 要するに人の群がる場所がイヤな訳だよ
そこを押しても達成させたい目的があるときは仕方ないので腹をくくって突入すんだけどね だからライブとかイベントとかは厳選の上行くと決めたら ひたすら頑張る

でも 今年はいい具合に全ての大事ごとが昨日に重なったので 今日はもうどこにも行かねぇぞ と決めて自宅待機の日にしてしまった いくつかライブのお知らせが来ていたけれど 無理して頑張るほどのものはなかったので 聞かなかったことにする …ごめん

降りしきる雪
暖かい家
つまらないTV
母の手料理
かいつま見る格闘技
いつまでもつづくティータイム

見るものがなくてチャンネルを回しつづけた結果
最終的なカウントダウンはジャニーズでヨロシク(苦笑)
新年早々往年のジャニメドレーで大いに盛り上がってしまう自分に 寄る年波を感じてしまうのだった…

『ネバーエンディング・ストーリー』1984年/西ドイツ・イギリス



2004年は拙いサイトにお越しくださり ありがとうございました

よろしければ2005年も引き続き 遊びに来てやってください

皆さまに日々のご多幸あらんことを祈って☆



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