三崎綾+☆ 綾 姫 ☆の不定期日記

☆ 綾 姫 ☆

6500円の価値 1
2013年04月26日(金)
今日は小児科での診察でした。
というか、小児科の先生しか出せない薬を貰いに行って来ました。
1周間前、使用方法と取り扱い説明のDVDを貸し出され、
「これをちゃんとみといてね」と言われました。

アスピリン喘息のアナフィラキシーショックに対応する、
個人で持てる注射の説明DVDでした。

歯医者に最初に行った時、
アナフィラキシーショック対応の個人が持てる注射があるから、
貰って来ておいてねと言われました。

おぉ?そんなものが出来てたのか?
これで怯えずに私は生きて行ける!
目の前が明るくなりました。

が、実際DVDをみてみると、
確かにアナフィラキシーショックには対応しているけれど、
その注射を打ったら、即救急車を呼んで病院に行ってね。
んー思ってたのとは違いました。
救急車が来るまでの応急処置的な注射でした。

そんなもんでしかないんか・・・正直な気持ちでした。

もう怯えずに生きて行ける。歯医者にも行ける。
食品添加物も気にせずなんでも食べられる。
それは間違いでした。

アナフィラキシーショックを2回経験し、
生死の堺を彷徨った私に言わせれば、
注射なんか打ってる余裕ないもん。
1人で家に居る時にアナフィラキシーショックをおこしたら、
確実に死が目の前にやってくる。

説明DVDは、思った効果じゃ無くてショックでした。
しかも使用期限は1年間。1年経ったら交換に行かなければならない。
で、6500円。


1年で、6500円の価値が、この注射にあるのか?
月500円の価値があるのか・・・悩みました。
今6500円払って、価値があるのは、歯医者の治療がしやすくなるだけ。
先生を気分的に楽にしてあげられるだけ。
わたしには、なんに価値もありませんでした。

6500円の注射は、希望の光にはなりませんでしたが、
旦那いわく、月500円ジュース3本我慢すると、
ちょっとだけど安全が買えるやん。
タバコをやめた時、喘息にも良い・家族にも良い・経済的にも3万も浮く。
タバコをやめた時、家族が喜んでくれた。
あたしも苦痛なくやめられたし、別になんとも思わなかった。
みんながよかったねーで家族は煙から開放された。
それが月3万。害だらけでなんの得もなかった。
今回は月500円。500円でちょっとだけど安心が買えるならええやん。

今の歯医者に行って、まだ麻酔も抗生物質も痛み止めも貰って居ない。
もしもあたったら、注射が自分で打てるのか?
最初飲み薬は、家族が居る時にしようと思う。

1年6500円は、私に光をくれるのか?





10年と言う年月は、こんなにも医学が発達して、
アナフィラキシーショックがおきた時、自分で注射が打てるように、
簡易型となり、自分で持てるようになっていた。
安心して生きれる日は、何時くるのだろう。
そう怯えながら10年が経ち、少しだけど光がさして来た。

月500円、ジュース3本やめたら買える、ちょっとの安心。
この安心にかけてみようと思う。