三崎綾+☆ 綾 姫 ☆の不定期日記

☆ 綾 姫 ☆

医療事故について 1
2004年03月04日(木)
医者は「治療に必要な医学」を勉強し、日々知識を高める事も必要だと思う。
でも「人の心の痛み」をもっと知って欲しい。
「医者の一言」が患者を傷つけ、生きる希望を失ってしまう事もある。

私は、幼少の頃から喘息を持っている。
学校にも余り行けず、子供の頃の記憶と言えば「吸入」をしている私が頭に浮かぶ。
先生の顔はすでに思い出せない。だけど病院名は憶えている。個人の小さな病院。
看護婦さんの背中をさすってくれる手は、
吸入をしている私の記憶とセットで出て来る。

親父とたまに話すことがある。
中尾先生はどうしているんだろう。逢ってみたいなぁ。
小さな個人の病院。すでに30年の時が経つ。
先生はすでに引退されているだろう。病院もあるか解らない。
だけど何時か旅行がてら見に行ってみよう。と話している。

中尾先生には、すごく良くして貰ったと親父が言う。
30年の年月が経った今でも。
もしも、私が今でも中尾先生の病院の近くに住み、
先生が現役でいらしたら、私は娘と通って居ただろう。


先生も古くなった。病院も古くなった。でも私も古くなったね。。。
そんな冗談を言いながら。


30年経った時、「患者の心に残る医療」をしていると胸を張って言えますか?
「医療は医学だけでは出来ない」と言う事を知って下さい。
確かに「医学」は必要です。医学が無いから「医療事故」が起きる。
だけど「医学」だけでは「治療」は絶対に出来ない。


今から15年くらい前、個人の小さな「産婦人科」に数年通った。
子供が出来た時「涙」を流して喜んでくれた先生。
反対に「辛い」言葉も言った先生。
15年前の私は、産婦人科とは絶対に縁の切れない仕事をして居た。
私はどれだけ地方に居ても「飛行機」でその病院に通った。
先生の顔を見ると安心出来た。先生の言う言葉は何時も私に勇気をくれた。
病院の看板を見たら「もう大丈夫だ」って思えた。

「母子手帳」に、定期検診記録が残る。
私は月1回の定期検診を2件の病院で受けて居た。
1つは出産する予定だった病院。もう1つはこの先生の病院。
体調的な問題で通って居たのでは無い。ただ先生の顔を見て安心したかった。
「頑張って元気な赤ちゃんを産んでね」
行く度、顔なじみの看護婦さんと先生が声をかけてくれた。

新生児1ヶ月検診も2件の病院に行った。出産した病院とこの病院。
先生は「良かったね、無事に出産出来て。貴方が頑張ったからだよ」
満面の笑みをくれた。

この病院には辛い思い出がいっぱいあるでしょう。
もう新しい人生が始まったんだから、この病院からも卒業だね

顔なじみの看護婦さんが言った。先生もそうだよって笑って言った。
調子が悪い時は、何時でもいらっしゃい。と一言付け加えてくれた。
その後、その病院には一度も言って居ない。
でも、先生にはいっぱいありがとうって言いたい。。。


貴方の医療は患者に「暖かい心」が残りますか?
個人病院だから出来たんだよ。。。そう考えたなら、
残念ですが患者の心には残らないでしょう。
大病院でも患者の心に残る医療は出来ます。



★体調の良い時に続きを書きます★