鶴は千年、生活下手

2018年02月21日(水) 再びの検査で

養護学校の高等部に入るためには、療育手帳を持っていること
が必要とされる。
息子は、小学6年の時に発達検査を受け、知的遅れはないと判
定され、療育手帳はもらえなかった。
主治医の勧めで、中学生で再度検査を受けてみることになった。
14歳以上になると、成人用の検査になるとのことで、90分
の検査だった。
終わって保護者にのみ結果を教えてくれるのだが、一言で言う
と優秀ですとのこと。
平均よりも高い結果になったのだそうだ。
本人も、前のときより良くわかったかもと言っていた。
そんなわけで、療育手帳はもらえない。
結果、養護学校の高等部には入れないことが確定して、息子は
普通の高校に入らなくてはならないのかと、プレッシャーを感
じたらしかった。

母としては、それよりも、応対してくださった検査の係の方が、
息子のことを穏やかに良い方向に成長されてますねと言ってく
れたことの方がうれしく、誇らしげに息子にこう言われたこと
を告げた。
成績や、検査結果の優秀さなどどうでもよく、穏やかに育って
いると言ってもらえることが純粋にうれしかった。
「外面良すぎだよ」と息子をからかったが、そんな外面さえも
作れるようになったことがうれしい。
ウチではどんなに甘えていようと、外に出た時にちゃんとした
対応ができるようになってくれればいいのである。

息子よ、成長したなあ。

とはいえ、高校入学へのプレッシャーは想像以上らしい。
そんなプレッシャーを感じなくていいんだよと言えるように、
いろんな学校を見学に行っておかねば。


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市屋千鶴 [MAIL]