鶴は千年、生活下手

2003年11月04日(火) 不器用な

昨日、日記を書いた後で、大和駅前のホビーショップに出かけた。
先日の日記に書いたように、編み物を始めて見ようと思い立った
からなのだが、実際に売り場に行ってみて、今のわたしにはやっ
ぱり無理だと痛感した。編み物の基礎からやらないと駄目そう。
なにしろ、中学の家庭科でマフラーを編んだっきりなのだから。
売り場で呆然としていると、夫にもっと簡単かところから始めた
らどうかと言われ、中学の家庭科に戻って、自分用のマフラー辺
りから始めないといけないのかもしれない。

エスカレーターでおりる時に、裁縫のコーナーに立ち寄り、手縫
いのベビー服という本を眺めてみたが、そっちの方が、まだなん
とかなりそうだった。手縫いもあんまり得意ではないけれど。
すっかりくたびれ果てて帰宅したのだった。

ああ、わたしのミシンが壊れていなかったらなぁ。

ひたすら手先が不器用なわたし。
父の姉妹兄弟は、みな手先が器用で、歌もうまい。
母の姉妹兄弟は、まあまあ普通の人達。

姉は父方に似たのだろうか。
昔、子供達のセーターと一緒にわたしのセーターも編んでくれた。
が、ミシンはあまり使わなかったように思う。
かれこれ、20年近く前の話だが、わたしは自分の通勤用のスカ
ートを作ったことも有った。
自分のものだから、適当に作ればそれなりに来て歩くことができ
るという代物だったが、それでも数枚作ったのだった。

そんなことを、夫と話していた夜中のこと。
ふいに、自分には何のとりえも無いことに気付いてしまった。
昨日の日記に書いたように、わたしの激しい気性は、自分自身で
も持て余してしまうほどだし、おまけに手先は不器用だし、家事
全般も得意ではないし。
夫が一緒にいてくれるのは、いったいわたしのどこがいいのだろ
うなどと考えてしまうのだった。
夫の自分への気持ちに全く疑いは抱かないのだが、嫌われるので
はないかという不安よりも、情けなさや申し訳なさが先に立ち、
わたしにできることは、夫をきちんと起こすことくらいなのだと
思ってしまうのだった。
また、落ち込み始めたなと思いながらも、考えはもう止まらなく
なってしまていて、案の定、夫に慰められるはめになった。

何かしてあげたいと思うことばかりが先に立ち、その後で自分の
不器用さに考えが及んだ時、前途多難なことに力が抜けそうにな
ってしまうのだった。

とりあえず、今日は浮き上がることにしよう。
一緒にいるだけでいいってことにしておいてさ。

 君にしてあげたいことは山ほどでその大きさに負けそうな夜(市屋千鶴)


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市屋千鶴 [MAIL]