総統の子ら 皆川博子著 集英社 2003/10/30NAPOLA(ナポラ)に入ったカールの視点で物語りはすすむ。両親の不在が影をおとし、ことさらにエリートであろうとする。SSにはいり机上での幻想と現実の違いがカールの中で軋みをたてはじめる。ヘルマンの変化。流れに翻弄され、誠実であろうとして戦争犯罪人になる。少年から青年期までがナチスの台頭・終焉までと重なる。「死の泉」とまた違った視点でナチスを描いており興味深い。評価 ○