雑記帳

2004年07月16日(金) 総統の子ら(ナチス)

総統の子ら 皆川博子著 集英社 2003/10/30

NAPOLA(ナポラ)に入ったカールの視点で物語りはすすむ。両親の不在が影をおとし、ことさらにエリートであろうとする。SSにはいり机上での幻想と現実の違いがカールの中で軋みをたてはじめる。ヘルマンの変化。
流れに翻弄され、誠実であろうとして戦争犯罪人になる。

少年から青年期までがナチスの台頭・終焉までと重なる。「死の泉」とまた違った視点でナチスを描いており興味深い。

評価 ○


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