感情教育 中山可穂著 講談社 2000/2/5
産院に産み捨てられた那智は最初からなにも期待しない子だった。いま側にいる人もいつ消えてもおかしくない。奔放な生活を送り、包容力がありそうな男と結婚。一女をもうける。そんな彼女が最初で最後の恋にであうまでを描いた。 遊園地に置き去りにされた理緒は親がいるにもかかわらず他人に囲まれて成長した。欠けているものを補おうと二人はひかれあう。
とんでもない二人が主人公だが、いやらしさは感じない。恋におちるのは安易だが、これが友情という発展だと無理があるのも確か。しかたない展開であろう。
評価 ○
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