雑記帳

2003年03月16日(日) ムジカ・マキーナ (別世界)

ムジカ・マキーナ 高野史緒 著  早川文庫 2002/5/10

第一部 時代は中世音楽愛好家ベルンシュタイン公爵(ベルンシュタイン公国君主)は『魔笛』というなのドラッグを追っていた。 オルガニスト(ブルックナー)やウィーンフィル練習指揮者(フランツ)とのかかわりで、予期せぬ事件にまきこまれていく。
第二部 舞台はロンドンへうつる。 人気DJとなったフランツは メモリ(ヘッド)を駆使して自分の思い描く天上の音楽を実現させようとしていた。 直接イメージをとりこみたい。その誘惑にかられ 一線を越えようとしていた。 仲間の不可解な死。 音楽機械(ムジカ・マキーナ)とは?

作者の好きな設定である。 ベルンシュタイン公、 音楽家フランツ この名前は中公ノベルスの『ウィーン薔薇の騎士』シリーズにもでてくる。 時代設定も同じ。 正直第一部は またかという思いがあり 読むのに時間かかった。 2部になって一転SF風味がくわわったので 読了できたと思う。

評価 △(パラレルワールドということらしいが信者でないかぎりしらける)


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