白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2006年02月21日(火) 枝を折り

 
西行の本をめくっていたら、


吉野山こぞの枝折り(しをり)の道かへて
まだ見ぬかたの花をたづねん



という素敵な歌を見つけ、
「枝折り」こと「しおり」をページに挟みました。


そういえば、しおりの語源はそんなことであったのを
昔読んだなあと大辞林を引いてみますと。


しおり 【栞・枝折(り)】〔動詞「枝折る」の連用形から〕

(3)山道などで、木の枝を折っておいて道しるべとすること。
また、その道しるべ。

 

とあります。(大辞林 p1081 p/b三省堂)
 
 
普段使っている何気ない言葉の、
美しい語源を知るとそれだけで、
人生がちょっと豊かになったような嬉しさを覚えます。
 

なお西行は、出家前の名は「佐藤義清」といい、
この「佐藤(左籐)」の名は、
先祖が藤原氏の左衛門尉であったことから
来たようですが、
彼(西行)の家計図を見ますと、
「遙か3」に登場の秀衡さん・泰衡さんと、
西行は血縁関係にあったことがわかります。


西行は秀衡さんのお使いをしたこともあるようで、
うーんどんな会話をしていたのだろうと想像をめぐらせました。


西行はそんな感じで「遙か3」の時代と重なる人なので、
本を読むと史実の重衡さんのエピソードなども
そここに出、そのときはこう、
「重ちゃん……」と切ない気持ちになります。
 


桜の歌を尋ねた道が、
「遙か3」の木々に出会っている。

枝を折り折り、
本という山を踏み分けゆくのは面白いことです。
 
 
 
 
 
 
 


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