白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2006年02月07日(火) 小さな目利きに

  
N○K教育テレビの「知るを楽しむ」で、
今週より「白洲正子 目利きの肖像」が始まりました。
 

元首相で今は陶芸家である細川護煕氏が、
親しかった白洲さんを四夜に渡り紹介する番組。

第一回は、「骨董・本物を知る」というテーマで語られ、
わずか30分の番組ながら、
すでに幾つかの大切なことを教えられました。


お能をはじめ、日本の文化や古典に精通していた
故・白洲正子さんは、
骨董の目利きとして、現在広く知られる方ですが。

その「目利き」白洲さんは、晩年まで、
多くの目利きが本物とだまされた、
偽の古伊万里のある壷を、
偽であってもずっと愛されていたのだそうです。


肩書きは一切関係ない。
自分が「美しい」と思えばそれが「本物」であるのだと。


頭で見るな、目だけで見ろ。

「情報」や「評判」はみな、
他人が作った価値観にすぎず。

それに頼り、惑っていては、
自分の「価値のものさし」は一生作られはしないのだと。


そうしたことを見ていて学ばされました。


自分は、自身の価値観、自身の目に本当に自信がないために。
いつも無自覚に権威主義に陥っている気がします。


作者も評判もわからない、無名の品を見るように。


本も絵画も音楽も風景も、
自分の目でだけで見。
 

「ああ、綺麗だなあ、よいなあ」と、
感動できる小さな目利きになりたいものです。
 
 
 
 
 
 
 


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