N○K教育テレビの「知るを楽しむ」で、 今週より「白洲正子 目利きの肖像」が始まりました。
元首相で今は陶芸家である細川護煕氏が、 親しかった白洲さんを四夜に渡り紹介する番組。
第一回は、「骨董・本物を知る」というテーマで語られ、 わずか30分の番組ながら、 すでに幾つかの大切なことを教えられました。
お能をはじめ、日本の文化や古典に精通していた 故・白洲正子さんは、 骨董の目利きとして、現在広く知られる方ですが。
その「目利き」白洲さんは、晩年まで、 多くの目利きが本物とだまされた、 偽の古伊万里のある壷を、 偽であってもずっと愛されていたのだそうです。
肩書きは一切関係ない。 自分が「美しい」と思えばそれが「本物」であるのだと。
頭で見るな、目だけで見ろ。
「情報」や「評判」はみな、 他人が作った価値観にすぎず。
それに頼り、惑っていては、 自分の「価値のものさし」は一生作られはしないのだと。
そうしたことを見ていて学ばされました。
自分は、自身の価値観、自身の目に本当に自信がないために。 いつも無自覚に権威主義に陥っている気がします。
作者も評判もわからない、無名の品を見るように。
本も絵画も音楽も風景も、 自分の目でだけで見。
「ああ、綺麗だなあ、よいなあ」と、 感動できる小さな目利きになりたいものです。
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