「隙 間」

2007年08月28日(火) 稲妻

 涼しいがどこか襟足を逆立たせる生ぬるい風が吹き、うす灰色の空がぴかぴかと光りながら、ごろごろと咽喉を鳴らす。
 パッと私の頭上の街灯が消え、どうやら私の近辺の街灯だけが消えたようで、少し先の離れたところにある街灯は変わらずに灯っている。
 変わらずにと言っても、変わる前を凝視していたわけでもないので、どう変わらずなのかはわからない。
 ただ消えてしまった街灯をぼんやり見上げて佇む私を追い越してゆく人の影が、なんだか勢いが増していて、往来で茫としている自分がふと、影の世界に紛れ込んでしまった異物のように思われてきた。
 自分が異物であると思うのは抵抗があり、しかし私を追い越してゆく人は皆、紛れもない影なのである。
 迷ったときは警察官に頼ろうと、私はすぐ先の警棒を杖に頼って立ちんぼしていた警察官に歩み寄る。
 しかし、なかなか足が重く上がらない。坂の上り道であったので、きっとそのせいであろうと思うが、それだけではないようにも思える。
のろのろと歩くうちに、重いのは闇に紛れて影が纏わりついてきているからだとわかった気がした。
 やがてすぐ目の先の灯された街灯の明かりがあるところまで辿り着き、警察官はその少し先に変わらず立ちんぼであったので、もうあとちょっと、と歩きつづけた。
 明かりの下ではなんだか少し、体が軽くなった気がする。後ろを振り返ってみると、影はおとなしく地べたに引きずられていた。
 追い越してゆく人も皆、私と同じ格好であり、警察官もまたただの警察官だった。
 うす灰色の空はぴかぴかと光り、やがてポツポツ滴が落ちだした。

 ……。

 内田百�良�に書いてみました。
 なんだか放置されたままのような感覚が伝われば、まあまずまずだと思います。

 なにが?笑

 雨が降る前に帰るつもりで、傘は持たずに家を出てきました。
 失敗……。
 相変わらずぴかぴかごろごろざあざあぴゅうぴゅうと騒がしい空模様です。

 腹ぁ括って、駆けて帰ります……汗


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