夢見る汗牛充棟
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| 2006年01月08日(日) |
アラン島 J.M.シング |
栩木伸明 訳 みすず書房
図書館で借り。読了。
ええと、舞台はアイルランドの3つの島。 イニシュモア、イニシュマーン、イニシーア。
紀行文なんだけど、まるで異世界を眺めているように幻想的。 面白い。生き生きと語られる人々は、私にはない羨ましいものを すべて持っているような気がした。 大地や海にがっちりと根ざした人の強さは羨ましい。 あれこれ本を読んだり、うろうろして魂を充足させる必要は無い んだと思う。それに比べると、私しゃ、寝なし草もいいところだ。
死者の横で、哀調を帯びた哀悼歌を声を限りに手向ける女たち。 その横で用意してあった材木でえっちらと棺を作る男。 棺に納めた体を土に返すために島の土を掘る。掘り返される腐った棺と骨。 その頭骨を老婆が抱きひときわ高く哀悼の歌を歌う。誰かが言う。 あれは老婆の母のものだと。
海の向こうから現れる異界の船。夜の闇に紛れて人をさらいにくる妖精。 小さなカヌー一つで島から島へ渡る人々。誕生とさらに間近い死。 生きていること自体が大きな詩のようだ。 炉辺で語る話はきっと尽きることはないだろうな。
…ま、これを幻想的だと感じる私自身がどれほど自然からかけはなれた いびつなものかということなのかもしんないです。
本棚に置いておきたい一冊かな。
1月5日、初出。 初出の帰り道にいきなり私の相棒さんこと、可愛い自転車さんは パンクをしてくださった。幸先がよろしいです。
1月6日、たいそう珍しいことに、雪が降る、…といっても風花程度。 それでも、ここいらは凍ったものが空から降ってくるのは稀。 おかげで、すんごくベランダの手すりやら、窓枠やらが汚れた。 いかに空気が汚れているかって事なんだろうな。ちゃりもどろどろで洗車。
ぶっちゃけ水不足なので、まとまった一雨が欲しいかな。 お天気は、ままならない。野菜、高いよー高いよー。
いつも1月にならないとがんちゃんの住処の水は凍らないのに ここんとこ毎朝、表面の氷を取り除くことから朝が始まる。 今朝は、水道管ごと凍って水がでなかった。おおう。
ベランダの鉢植えたちも一気に、茶色い。心配だ。
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