夢見る汗牛充棟
DiaryINDEXpastwill


2005年10月08日(土) 映画 容疑者 室井慎次 ※ネタバレ含む

ゆえに、公共上であるので、少し気を使って埋め立て



わーいvv室井さんだぁvv


踊るを念頭に置くならば、確かに地味な映画でした。
キャラメルポップコーンを購入して、着席。いつも、騒々しい場面で
気兼ねせず、食らうのですが、比較的静かだったので、映画終わるまでに
食いきることができなかったという。

面白かったです。はい。
沖田さんの携帯電話の出しっぷりにまず惚れました。
姐さん、素敵すぎます。

あと、スリーアミーゴズの場面はさすがというか、思い空気の中で
一服の清涼剤の役割、素晴らしかったです。室井さんの表情も好きだし。

そして、新城さんがいつのまにやら、室井さんの為にもろ肌脱いでます。
トレビヤン。茨道よ獣道よと思っていましたが、いつのまにやら公認
かぽーっていうことで、よろしいですね?いがみ合う二人がいつしか
愛し合うのは、黄金パターンです(違います)
ちっちゃいペア、永遠なれ〜〜〜〜

任意とは言え取調べの最中に、逃げられるのは、あまりにお粗末です。
というか、入り口を開け放った派出所で、ぶっとうしの取調べを行って
たわけなんでしょうか?あの一連の騒動には、リアリティは欠片もあり
ませんでした。まー、あのごたごた加減は、いかにも踊るっぽかったです。

彼女云々の話は、後付みたいであまり感情移入できなかった。
最近の純愛ブームに乗ったくらいのもんか、ってくらいです。
室井さんの、まっすぐな性格を現したいなら、ほかにも手はあったんではないかと
思います。ちょっと安直。

てゆーか、可哀そうなのは田所さんだけで、充分ですよ、はい。


あと、室井さんに付いた弁護士さんも、フレッシュで可愛くはありましたが
存在理由がいまひとつわかりませんでした。彼女の話を引き出す役割だった
のかもしれませんが、そのエピソード自体が、私には不満でしたのです。


組織の中で、正しいことをやろうとすると、困難が伴ってしまう。
雑多な集合体は欲と欲のすり合わせ、妥協と歩み寄りの産物だから、
ああいう人は、どうしても頭を叩かれる。嫌われる。
結局、一番の敵は、身内にいますが、一番の味方も、同様に身内にいる。

今回、室井さんの、頑固な一徹な身の処し方は、作中ではほとんど
愚直に見えました。室井さんの下げた頭は、何だったのか。
心から出たものだっただろうに、あの謝罪は何だったのか。悲しくなります。
おそらく、対象になった女の子の心には全く届いていません。上っ面をすべって
床にこぼれたでしょう。だからといって、無駄だったわけではない。
愛すべき愚かさは、人の心に届きます。

あの室井さんを見て、目障りだと思った人と同じくらいの数の人々がが、勇気付けられ、
心を奮い立たせたんだと信じたいです。
勇気の火が消えそうななかで奮闘する、声なき味方の心に届いたと。
…といいますか、そうでないと、悲しすぎる。

そういう意味では、まさしく、彼は新城さんの言う通り、必要な人です。
最終的に、彼がトップを取れるかどうかは、わからない。
良心は奥底に眠る最後の砦でヒエラルキーの頂点にあるものではないだろうから。
ただ、彼を放逐した時に、組織としては、【=良心を捨て去った】ということになる。
室井さんという人は、数々の事件の中で、良心の象徴というか、組織が変わっていける
という希望そのものになっていくんだろうと思います。

だから、流されても、また帰って来いー。室井さんカムバーック!!!
でも、そのまえに、出張鞄を持って、いそいそと広島出張に行くんだな、
新城さん。


総じて、地味ではありましたが、良い映画だったと思います。



おしまい


恵 |MAIL