しゃぼん暮らし
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間ぎる、帆船などの逆風にむかってジグザグに進行する
航法
帝都の詩人たちのものを続々読んでいる、うたのため、
三好達治の翻訳本『少年少女』(アナトール・フランス)を 書庫からだしてもらう
ふるびた薄い文庫、昭和12年当時よんじゅうえん、寄贈本
ある短編の表紙に《消印》のはんこが押してある
Nos Enfants
Enfance finie
東直子さんの歌集『十階』はしろいうつくしい本 日々のできごとに浮かびあがるしるしがある
まぎる、ようにすすんでいても
たどりつくところがある
教会から借りたゼノさんの本を返していない、 いつも忍びこんで借りてくるんだ
図書館の『灯台守の話』(ウィンターソン)も借りっぱなし
ふるさと方面は雪がふっている
ドブロコスのミサ、練習をはじめた
変拍子、
笹井宏之さんの作品集『えーえんとくちから』が 本屋さんで平積みになっていて
紙がすきだ、頁のやさしさよ
どの空間にあってもいい
「腹話術、うまくいった?」
とリネン
楽しかったよ
年のはじめのだしもの、
お年玉をねだって手をだしたら、おじいちゃんおばあちゃん、クマちゃんのふわふわした手を握って
嬉しそうでした
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