しゃぼん暮らし
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2006年12月28日(木) 斜星



夕刻から

しんしんと夜はひらけて
地下鉄の駅から歩いてゆくと

きらきらしたものがみるまにふえてゆき

船につくまで

街路樹が動物のかたちに輝いていたり
ひとだかり、ドラマのロケ、お、しのはらりょーこ、だよー、との声
遠くなので判別できず
首をのばして見ている場合ではなく


大桟橋まで急ぐ

途中迷ってしまって、橋のところで絵を描いてるひとに道を聞いた
こんな寒い夜のなかでなにを描いているの、とのぞきこみたくなったが
きれいな顔ですごく迷惑そうに道順をはなす青年

(こんなわかりやすいところでなぜ迷う)




船のなかのホールへ急ぐ


船内にはいってからも斜めのスロープをたどって
迷いつつ走る




音楽と朗読とダンスの試み

巨大なホール、なんという贅沢な空間なの
海のうえから遠くの灯りまで見わたせて



かえりみちはどういうわけか仙人みたいなお髭のおじいさんと
「どうでした」「いやはや」感想など述べ合いつつ



斜めの途をかたむきながら歩いた


ひろたえみ |MAIL