しゃぼん暮らし
DiaryINDEX|past|will
「16フィートいれて」
と
夜の合唱者たち
気合いを入れて、みたいな俗語かと思ったら 音のなかにオクターヴ下の倍音をいれる、ことらしい
血が熱い鉄道ならば・・・
練習が終わって帰り道、
自転車を走らせながら口からこれがこぼれてきた
「むとうか、むとうか」
と
前をゆく先輩達が、何の事かわからないまま自転車を降りると ちいさい灯りが消えていた
点す
血が熱い鉄道ならば
(家までは、あっというまの距離)
血が熱い鉄道ならば
走りぬけてゆく汽車は
いつかは心臓を通るだろう
(寺山修司)
とりあえず、ここまでぶつくさ言うことができた
言い終えてから灯りを消した
|