しゃぼん暮らし
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2006年08月26日(土) 〈緑陰銀行〉から

県内手配まで


夏休みももうじきおしまい

関内1929ホールへ
松本秋則展

しろい会場いっぱいに竹のオブジェや竹の楽器があふれていて
それはそれはいい風と音色

ゆったりしたソファに埋もれながら
姉妹も思い思いの竹と過ごす







午後から伊勢佐木町で買い物をしていたら
妹のほうが迷子になってしまった

ちょっと叱ったらぱあっーっと駆けだして
人混みへ

するすると消える後ろ姿



姉の手をひいてうろうろ捜す 暑い通りを行ったり来たり
そのうち貧血になってしまって立っていられなくなり


ちかくの交番へ
無人

ドアのむこうから談笑する声


声をかけると
6人の若手巡査達があらわれテキパキ働きだす


行方不明時の子供の背格好等を説明しながら
なんだかおかしなきぶんになってしまう

「背はこの子よりすこしちいさくて、でも」

「ぽっちゃり」


「ぽっちゃり、」と返す巡査




「さんだるは黄色、うすっぺらくて、」



隣で姉さんが

「歩くとかぱかぱ音がする、」

とぼそり





(ほどなく見つかりました、ああ)


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